ヴィエンチャン都
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/01/15 07:04 UTC 版)
地理
ヴィエンチャン平野はかなり低湿な地域と孤立した丘陵(200m)による複雑な地形をしている。一般的に言えば雨期の最盛期には170m以下の土地は水没する可能性がきわめて高い、そのため人々はこれよりも高い地点に暮らしている。ビエンチャン平野は北東はプーカオクワイの山脈、西はプーパデンとプーパナンの山脈、南と南東はメコン河で囲まれたうち標高170-200mの等高線で囲まれた区域である。また、湿地帯はビエンチャン平野の特徴でもある。ただし湿地帯と言っても1年中水がある湖沼ではなく雨期になって水位が上がると水没し乾期には水がなくなってしまう。
経済
近年高い経済成長を実現しておりヴィエンチャン都の2013/14年度のGDP成長率は12.7%と国家平均8%を大きく上回った。うち農業セクター9%増、工業セクター14%増、サービスセクター12%であった。また1人あたりのGDPは3040万キープ(約3800ドル)となっている。GDP比では農業セクター16%、工業セクター47%、サービスセクター37%であった[1]。 また、2014/15年度としてはGDP成長率12.8%、1人あたりGDPを4390ドルとする計画である。
産業
近年ヴィエンチャン都では産業の多様化が進んでいる。
農林業
ヴィエンチャン都にはラオスの6大平原の一つであるヴィエンチャン平原を有する。2013年では雨季稲作53,405ha、242,460トン(平均単収は4.54トン/ha)とされる。また灌漑を利用した乾季稲作は175,00haで、84650トン(単収4.84トン/ha)である。
工業
工業では1990年後半から縫製工場の操業が盛んになり主にGSPを利用してヨーロッパ向けに輸出されている。
工業団地の開発については、1992-93年に商工省を中心にハーサーイフォン郡、サイセター郡、サイタニー郡の3郡3地区の14000haをヴィエンチャン首都工業団地と指定し、1995年には都商工事務所による管轄に移管した後に1996年には第1区として3000haの開発区が定められた。1999-2001年にインフラ整備を進め現在は36工場が操業している。
また、税制上の特別優遇を与える経済特区(特定経済区・特別経済区)の開発も進められており、郡内ではタートルアン湿地特定経済区など5ヶ所が指定されている。
サービス業
観光
観光地としては例えば以下のものがある。
- パトゥーサイປະຕູໄຊ
- シェンクワン寺ວັດຊຽງຄວານ
- ホーパケオຫໍພະແກ້ວ
- シーサケート寺ວັດສີສະເກດ
- オントゥー寺ວັດອົງຕື້
- タートルアン仏塔ທາດຫຼວງວຽງຈັນ
- シームアン寺ວັດສີເມືອງ
- タートダム仏塔ທາດດຳ
- ホアイサーイカーオ仏塔ຕາດຫ້ວຍຊາຍຂາວ
- 噴水広場ນ້ຳພຸ
- ラオス国立博物館ຫໍພິພິດທະພັນແຫ່ງຊາດ
- タラートサオຕະຫຼາດເຊົ້າມໍ
- カイソーン・ポムヴィハーン博物館ຫໍພິພິດທະພັນ ປະທານ ໄກສອນ ພົມວິຫານ
- アヌヴォン広場ສວນເຈົ້າອະນຸວົງ
- タイ=ラオス友好橋ຂົວມິດຕະພາບລາວ-ໄທ ແຫ່ງທີ 1
- ナムピエンヨラパ ນຳ້ປຽນຢໍລະປາ
- レストランウィズエレファント
- プーパナンビューポイント ພູພະນັ່ງ
- タゴーン船上レストラン
- ^ “ヴィエンチャン都のGDP”. ヴィエンチャンマイ紙. (2014年11月10日)
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