マーク・トウェイン 作品一覧

マーク・トウェイン

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/04/11 01:11 UTC 版)

作品一覧

ジェームズ・キャロル・ベックウィズによる肖像画
1940年のアメリカの切手
  • マーク・トウェイン コレクション』(全26冊、彩流社、完結2002年)、ほぼ全作品の訳書
  • マーク・トウェイン短編全集』(上中下、勝浦吉雄訳、文化書房博文社、1994年)

小説

  • 金ぴか時代"The Gilded Age: A Tale of Today"(チャールズ・ウォーナーとの共著), 1873年
  • トム・ソーヤーの冒険"The Adventures of Tom Sawyer", 1876年
  • 王子と乞食"The Prince and the Pauper", 1881年
  • ハックルベリー・フィンの冒険"Adventures of Huckleberry Finn", 1885年
  • アーサー王宮廷のコネチカット・ヤンキー"A Connecticut Yankee in King Arthur's Court", 1889年
  • 百万ポンド紙幣英語版"The Million Pound Bank Note", 1893年
  • 『生死如何』"Is He Living or Is He Dead", 1893年
    • 短編で出版年と同年に、山県五十雄訳が「少年文庫」に掲載。のち有島武郎が翻案、1922年に戯曲『ドモ又の死』を発表。
  • 『ノータリン・ウィルソンの悲劇』"The tragedy of Pudd'nhead Wilson", 1894年
    • 中篇、新訳『二人の運命は二度変わる』那須省一訳、書肆侃侃房, 2010年[4]
  • 『ジャンヌ・ダルクについての個人的回想』"Personal Recollections of Joan of Arc", 1895年
    • ジャンヌ・ダルクの幼馴染にして、小姓兼秘書として仲間とともにフランス軍に従軍した男ルイス・コントが、シャルル7世によるやり直し裁判において、生き証人として彼女の思い出を語る形式で、「パラディン」と皮肉をこめて呼ばれていた臆病者が、ジャンヌに感化され勇敢に戦死するエピソードなど、ユーモアを交えながら悲劇的な結末を描く。
      1895年月刊誌「ハーパーズ」4月号に匿名で翌1896年4月号まで連載、出版も匿名で行った。作中のジャンヌのモデルは、1896年に24歳の若さで死去した長女であるとされる。
      新訳『マーク・トウェインのジャンヌ・ダルク』(大久保博訳、角川書店)
  • 『トム・ソーヤーの探偵』"Tom Sawyer, Detective", 1896年
  • 『ハドリバーグを堕落させた男』"The Man That Corrupted Hadleyburg", 1900年
  • 『アダムとイヴの日記』"Extracts from Adam's Diary", 1904年。新版・大久保博訳、河出文庫
  • 不思議な少年"The Mysterious Stranger", 1916年
  • 『それはどっちだったか』(里内克巳訳、彩流社、2015年)
  • 『ストームフィールド船長の天国訪問』、各・没後に発見刊行
    • 「マーク・トウェインユーモア傑作選」に収録(木内徹・有馬容子訳・解説、彩流社、2015年)

エッセイ・旅行記

  • ハワイ通信"Letters from Hawaii", 1866年 [5]
  • 『地中海遊覧記』"The Innocents Abroad", 1869年
    • 新版「イノセント・アブロード 聖地初巡礼の旅」上・下(勝浦吉雄・勝浦寿美訳、文化書房博文社、2004年)
  • 『西部放浪記』"Roughing It", 1872年
    • 新版「苦難を乗りこえて 西部放浪記」(勝浦吉雄・勝浦寿美訳、文化書房博文社、2008年)
  • ミシシッピ川の生活"Life on the Mississippi", 1874年
  • 『ヨーロッパ放浪記』"A Tramp Abroad", 1878年
  • 『アメリカの爵位権主張者』"The American Claimant", 1892年
  • 『赤道に沿って』"Following the Equator", 1897年
  • 『人間とは何か?』"What is Man?", 1906年。新版・大久保博訳、角川文庫
  • 『シェイクスピアは死んでいるか?』 "Is Shakespeare Dead?", 1906年
    パイロット時代の船長がウィリアム・シェイクスピアフランシス・ベーコン説であったことに影響され、シェイクスピア反ストラトフォード説になった。
  • 『リンチ合衆国』"The United States of Lyncherdom", 1923年

その他

  • 『マーク・トウェイン 完全なる自伝』柏書房(全3巻)、2013年-2018年[6]
  • 『マーク・トウェイン自伝 【連載版】』里内克巳訳、彩流社、2020年
  • 『やつは死んじまった?』"Is He Dead", 1898年
    辻本庸子訳「三田文学 No.103 2010年 秋季号」に収録。上記の小説『生死如何』を戯曲化。

  1. ^ 木内徹「《書評》マーク・トウェイン著(金谷良夫訳) 『マーク・トウェイン スピーチ集』」『国際経営論集』第22巻、神奈川大学経営学部、2001年11月、316-316頁、CRID 1050282677546897792hdl:10487/11669ISSN 0915-7611NAID 1200053430882023年11月21日閲覧 
  2. ^ ナッシュp.178-179
  3. ^ ナッシュp.181
  4. ^ 他に野崎孝訳で、中央公論社「世界の文学53 イギリス名作集 アメリカ名作集」に所収。
  5. ^ 「サクラメント・ユニオン」(Sacramento Union)紙に連載。原本文では「ハワイ諸島」は「サンドイッチ諸島」となっている。トウェイン・コレクション15(彩流社)に収録
  6. ^ カリフォルニア大学・マーク・トウェイン プロジェクト編。旧版では『マーク・トウェイン自伝』勝浦吉雄訳、筑摩書房
  7. ^ 文藝春秋 リチャード・ワイズマン『超常現象の科学』255ページ マーク・トウェインは兄の死体が柩に横たわる夢を見、その数週間後に兄が爆発事故で死亡した。
  8. ^ 文藝春秋 リチャード・ワイズマン『超常現象の科学』160ページ カランの親しい友人で、マーク・トウェインの霊と交信したと主張するエミリー・グラント・ハッチングズの、奇妙な事件をご紹介しよう。ハッチングズは一九一七年に、この大作家みずからが口述で彼女に書き取らせたという小説『ジャップ・ヘロン』を発表した。(中略)マーク・トウェインが現世にいたころ、その作品の出版権を取得したハーパー&ブラザーズ社は、『ジャップ・ヘロン』のお粗末な内容が、自社出版物の売上げにマイナス影響をあたえたとして、訴訟を起こした。彼らは自分たちの証拠の一部として、来世についてきわめて懐疑的であったトウェインが、霊媒を介して文章を書き取らせたりするはずがないと主張した。






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