ホア・ジャイ キャラクター設定

ホア・ジャイ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/08/21 02:56 UTC 版)

キャラクター設定

初代『餓狼伝説』で敵キャラクターとして登場した元ムエタイ・チャンプ。「ムエタイの英雄」とも呼ばれていた負け知らずのチャンプ時代に、日本人のムエタイ選手であるジョー・ヒガシに敗れチャンプの座を奪われる。

ジョーへの打倒を誓ったホアは「タイガーキック」をも凌駕する必殺技「ドラゴンキック」を編み出すが、一方で酒浸りになるなど精神のバランスを崩して乱暴な性格になり、遂に喧嘩で絡んできたチンピラを殺害してムエタイ界からも追放され落ちぶれてしまう。その後、その凶暴性に目を付けたギース・ハワードに拾われ、彼の配下となった。

『餓狼伝説』では絶望のどん底に追い込まれた復讐心から打倒ジョー・ヒガシを目指し、サウスタウンで開催された格闘技大会である「キング・オブ・ファイターズ」に参戦。準々決勝にまで勝ち上がるほどの選手としてその実力の高さを見せるが、敗退する(設定上ではジョーと戦って敗れ、己自身の心の弱さを悟ったことになっている)。以降は改心してギースと決別し、それまで憎んでいたジョーとも和解した後は彼のセコンドとして活躍。彼を「ムエタイ史上最悪のチャンプ」と評しながらも良き友人関係となっており、不動のムエタイ・チャンプ道を陰ながら支え続ける重要な存在となっていることが、ジョー関連のストーリーで明かされている。

餓狼伝説2』では、中間デモの時にマイケル・マックスと共にヴォルフガング・クラウザーに敗れたことになっており、ジョーのエンディングの中で入院中のホアの姿がある。『餓狼伝説3』では、テリー・ボガードアンディ・ボガード不知火舞のいずれかを使用するとCPU戦でのジョーの登場デモの際に隣で立っている。『リアルバウト餓狼伝説』でのジョーのエンディングスタッフロールでは、地元の子供たちと仲良く交流しているジョーの食事の後片付けをしている。『リアルバウト餓狼伝説スペシャル』では、ジョーのパーフェクト勝利時に登場するほか、山崎竜二がジョーかホンフゥと対決する前に山崎に蹴飛ばされる役で登場する。『リアルバウト餓狼伝説2』では、ジョーステージの背景にセコンド姿のホアが登場する。

ザ・キング・オブ・ファイターズ』(以下『KOF』と表記)シリーズでは、『KOF XII』においてジョーのバックストーリーで初登場して、『KOF 2002 UM』では背景に登場する。『KOF XIII』ではプレイヤーキャラクターとして登場した。『KOF』シリーズでは設定が少し『餓狼伝説』シリーズと変わっており、ジョーのセコンドではなく現役選手へのカムバックに向けて訓練中となっている。かつてギースの部下の悪人であったことをチャン・コーハンチョイ・ボンゲに利用されて、更生と教育を唱えるキム・カッファンによって、ライデンと共に無理矢理チームを組まされる羽目になっている。ただし、予めキムの噂を知っていたためうまくキムに調子を合わせてやり過ごすことに成功しており、本戦出場とジョーとのリターンマッチを果たして再起への好スタートを決めた。また、サイコソルジャーチーム(麻宮アテナ椎拳崇鎮元斎)との決勝戦における掛け合いでは、かつてタン・フー・ルーにえらい目に遭わされたことが明かされており、タンの知り合いである鎮を警戒している。




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