パパ活 キャスティング

パパ活

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/04/23 00:24 UTC 版)

キャスティング

本作のヒロイン・赤間杏里を演じるのは飯豊まりえ。飯豊によれば、自分とは正反対の性格で強めの口調の今風の「イケイケな女の子」を演じること[9][10]や、「パパ活」のテーマ、自身の父親と同年代の男性との恋愛を理解するのは困難で、脚本を読んだ当初は「できないと思いました」と語っている[11]。しかし飯豊は10代のうちに大人の男性との恋愛を演じる経験を前向きに捉え、年の差恋愛を意識せず「普通に恋をする気持ち」を表現しようと出演を決意。のちにプロデューサーから「逆に恋愛をあまり知らない人、恋愛体質じゃない人に演じて欲しかった」と聞かされたことで不安は軽減されたという[11]。さらに飯豊は、ヒロインの「すべてを投げ出しても飛び込みたい」気持ちに共感したい一方で理解できない葛藤を抱えながら演じるうちに、絶望の中で寂しさを抱え込む女の子が1人の男性の存在により希望を取り戻す、という杏里の役柄に「リアルさ」を感じるようになったという[12]

レビュー

宮田文久によると本作は、「パパ活」のもつスキャンダラスなイメージの裏側にある、"理解者"を求めているにもかかわらず周囲と"想像したような関係"になれない焦りや寂しさを描こうとしている。野島が1994年に企画したドラマ『家なき子』で見せた「強烈なエモーションごと、切迫したリアリティーをぶつけてくる野島節」は本作でも発揮されており、20年前も現在も"現代社会"の人間関係の苦悩を描き続けてきた野島らしい作品であると評した[13]

成馬零一によると、本作はタイトルから想像される「ちょっとHなラブコメ」ではなく、「愛と性を正面から描く」野島らしい作品である。そのうえで1993年の野島脚本ドラマ『高校教師』と同様に過激な題材を扱っていながら、本作では以前よりも「純粋な作家としての力量は洗練されて」いると評価した。そして2010年代の地上波テレビドラマに求められる穏やかな作風に合わせるのでなく、作品発表の場を有料配信動画に移すことで、野島は変わらず「青臭く尖っ」た作品を作り続けているとした[14]

スタッフ


  1. ^ “渡部篤郎×飯豊まりえ“25歳差恋愛”が話題 野島伸司脚本ドラマ地上波放送決定〈パパ活〉”. モデルプレス. (2017年9月19日). https://mdpr.jp/news/detail/1715422 2018年2月9日閲覧。 
  2. ^ ドラマ「パパ活」特設サイト|dTV(ディーティービー)【初回31日間お試し無料】”. video.dmkt-sp.jp. 2022年3月8日閲覧。
  3. ^ パパ活”. フジテレビ. 2022年3月8日閲覧。
  4. ^ “注目を集める“パパ活”をドラマ化!渡部篤郎が野島伸司作品に初参加!!”. ザテレビジョン. (2017年5月22日). https://thetv.jp/news/detail/109768/ 2017年6月1日閲覧。 
  5. ^ “渡部篤郎&飯豊まりえ、"パパ活"から始まるラブストーリー 脚本は野島伸司氏”. ORICON NEWS. (2017年5月22日). https://www.oricon.co.jp/news/2091094/full/ 2017年6月1日閲覧。 
  6. ^ a b c “健太郎、脚本・野島伸司「パパ活」で改めて気づいた俳優業の醍醐味”. 映画.com. (2017年7月3日). https://eiga.com/news/20170703/1/ 2017年9月2日閲覧。 
  7. ^ a b “デートしてお金もらう"パパ活"がドラマに 渡部篤郎&飯豊まりえが複雑な男女役”. シネマトゥデイ. (2017年5月23日). https://www.cinematoday.jp/news/N0091734 2017年6月1日閲覧。 
  8. ^ a b c d “25歳差禁断の恋”が話題 渡部篤郎と飯豊まりえが濃厚キス&ベッドシーン「パパ活」衝撃展開の結末は?”. modelpress (2017年11月9日). 2018年2月10日閲覧。
  9. ^ “飯豊まりえ:渡部篤郎と主演ドラマ「パパ活」語る 野島伸司脚本の異色ラブストーリー”. MANTAN WEB. (2017年6月28日). https://mantan-web.jp/article/20170628dog00m200011000c.html 2017年9月2日閲覧。 
  10. ^ “飯豊まりえ、主演ドラマで「パパ活」女子大生熱演「スキャンダラスな内容に」”. Sponichi Annex. (2017年6月26日). https://www.sponichi.co.jp/entertainment/news/2017/06/26/kiji/20170624s00041000511000c.html 2017年9月2日閲覧。 
  11. ^ a b 田中久勝 (2017年7月21日). “今最も注目を集める若手女優の一人・飯豊まりえが挑む、野島伸司作品『パパ活』「演じ切れるか不安だった」”. 個人 - Yahoo!ニュース. 2018年2月10日閲覧。
  12. ^ “飯豊まりえインタビュー「夢みたいなお話だけどリアルさも感じた」 dTV×FOD共同製作ドラマ『パパ活』”. TV LIFE web. (2017年6月26日). https://www.tvlife.jp/pickup/126176 2018年2月10日閲覧。 
  13. ^ 宮田文久 (2017年6月28日). “密やかな社会現象「パパ活」とは?野島伸司脚本ドラマをレビュー”. CINRA.NET. 2018年2月10日閲覧。
  14. ^ 成馬零一 (2017年8月31日). “ネット配信ドラマ『パパ活』が面白い。野島伸司の尖った作品を受け止める定額動画配信サービス。”. 個人 - Yahoo!ニュース. 2018年2月10日閲覧。
  15. ^ FOD - フジテレビの動画配信サービス. 2017年9月28日閲覧。


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