バトルチップ フォルダ

バトルチップ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/10/23 07:05 UTC 版)

フォルダ

バトルチップを30枚1組にしたもの。戦闘時に使用するバトルチップは、この「フォルダ」へ前もって入れておく必要があり、ウィルスバスティングをする際は自分で作ったフォルダが使われるため、フォルダの内容でウィルスバスティングのやり方も変わってくる。フォルダ内のバトルチップは戦闘中では1回しか使えないが、使用したチップそのものはフォルダから消失することはない。

フォルダを組む際の決まりは以下の通り。なお、シリーズが進むごとに制限が多くなっている。

  • エグゼ1では同じチップは10枚まで
  • エグゼ2では、同じチップは5枚まで(コードが違っても“同じチップ”と見なされる。以下同様)
  • エグゼ3〜5では、同じチップは4枚まで(4.5は3枚まで)
  • エグゼ6ではチップに設定された容量(MB)によってフォルダに入れられる枚数の上限が変化する。
    • 0〜19MB:5枚、20〜29MB:4枚、30〜39MB:3枚、40〜49MB:2枚、50MB〜99MB:1枚
  • エグゼ1では、ナビチップは種類にかかわらず全部で5枚まで。
  • エグゼ2では、ナビチップはサイト・ブラザースタイルは8枚、それ以外のスタイルは5枚まで。
  • エグゼ3〜5では、同じナビチップは複数入れられず、初期状態では合計5枚まで。ナビカスやスタイルチェンジ(エグゼ3)、改造カード(エグゼ4〜5)により合計枚数は変化する。
  • エグゼ6では、チップのMBによっては同じものを複数入れる事も可能。合計5枚まで。ナビカス、改造カードにより変更可能。

クラス分け

『エグゼ3』より、その性能に応じてバトルチップにクラス分けがなされ、同じクラスごとにフォルダに入れられる枚数が決まるようになる。また、『エグゼ5』に登場するダークチップは、いずれのクラスにも属さず、独自のルールが適用される(便宜上本項に併記する)。

スタンダードチップ
一般のチップ。殆どのバトルチップがここに属する。チップの色は灰色。同名のものは4枚まで入れられる。
『エグゼ6』のみ、同名のチップの入れられる枚数はチップ容量に依存する。これによりチップによって1〜5枚入れられる枚数が変化する。詳細は#フォルダを参照。
メガクラスチップ
ナビチップなど、スタンダードチップ以上に強力なチップがここに分類される。チップの色は水色。フォルダに5枚まで入れられる。同名のチップは1枚しか入れられない。
『エグゼ6』のみ、このクラスのチップは全てナビチップのみになり、また同名のチップの入れられる枚数はチップ容量に依存し、複数枚入れられるチップも存在する。
ギガクラスチップ
メガクラス以上に強力なチップで、使うことで戦況を大きく変えることがある。チップの色は赤色。フォルダに1枚のみ入れられる。同名のチップは1枚しか入れられない。
ダークチップ
『エグゼ5』にのみ登場する。ギガクラスと同等かそれ以上の能力を持つ非常に強力なチップ。しかし、1度使うごとにバグが発生し、隠しパラメータ「善悪度」が悪に傾く。チップの色は紫色。フォルダには全部で3枚入れられる。同名のチップは1枚しか入れられない。
ダークチップ自体は『エグゼ4』でも登場していたが、フォルダに直接入れるようになったのは『エグゼ5』からである。詳しくは各タイトルの記事を参照。

なお、メガクラス・ギガクラスは、カスタマイズ次第で投入枚数を(数枚程度だが)増やすことも可能。

『エグゼ1』『エグゼ2』にはクラス分けが無く、ナビチップとそれ以外とでフォルダに入れられる枚数が決まる。

属性と系統

各バトルチップには“属性”もしくは“系統”が設定されている。詳細はシリーズごとに説明する。

エグゼ1,2,3

『エグゼ』から『エグゼ3』までのバトルチップには属性があるが、系統は設定されていない。この属性には強弱関係があり、敵の属性に対して有利な属性で攻撃すると通常の2倍のダメージを与えられる。ただし、相手の属性に不利な属性で攻撃してもダメージ量が減ることはなく、通常と同じダメージを与えられる。また、足下のパネルによってもダメージ量が倍増したり、属性によっては何らかの効果が発揮されることがある。

属性の種類

無属性
有利な属性も弱点となる属性も持たない。大半のチップがこの属性である。
炎属性
木属性に強く、水属性に弱い。クサムラパネル上の敵に通常の2倍のダメージを与える。相手が木属性ならさらに2倍されて4倍のダメージとなる。攻撃後、クサムラパネルはノーマルパネルに戻る。
水属性
炎属性に強く、電気属性に弱い。マグマパネルをノーマルパネルに戻すことができる。
電気属性
水属性に強く、木属性に弱い。アイスパネル上の敵に通常の2倍のダメージを与える。相手が水属性ならさらに2倍され4倍のダメージとなる。攻撃後もアイスパネルはそのままであるため、それを利用した強力な攻撃を連続して行なうことも可能である。電気属性を持つバトルチップの大半は、相手をマヒ状態にする追加効果を持つ。
木属性
電気属性に強く、炎属性に弱い。木属性の攻撃を通過させる事によりマグネットパネルを消し去る事ができる。

属性の強弱関係

模式的に表記すると以下の通り。(有利な属性)→(不利な属性)

電気

エグゼ4,5

『エグゼ4』、『エグゼ5』ではソウルユニゾンの関係で、バトルチップには“属性”の他に、新たに“系統”が追加された。しかし、この系統には属性のような強弱の関係がないため、ダメージの倍増はできない。なお、エグゼ4とエグゼ5では系統の変更がある。

電気属性について、『エグゼ4』まではアイスパネル上の敵に2倍のダメージを与えられたが、『5』からは仕様が変更されて通常のダメージしか与えられなくなった。ただし、5にのみ存在する水パネル上にいる敵には2倍のダメージを与えることができる。また、地形効果と属性効果が重なった場合は3倍のダメージになるように変更された。

系統の種類

風系
トップウ、フウジンラケットなど風に関するチップがこの系統に属する。エグゼ6からは相手のバリア・オーラを剥がす効果がついた。
ソード系
ソード、ワイドソードなど剣のチップがこの系統に属する。この系統の攻撃しか効かない敵もいる。
ブレイク系
ホウガン、エアホッケーなどガード状態を突き破るチップがこの系統に属する。
地形系
エグゼ4のみの系統。クラックアウトなどパネルを破壊するチップがこの系統に属する。
インビジブル系
インビジブル、カワリミなど無敵状態に関わるチップがこの系統に属する。エグゼ6では廃止され、無属性として扱われている。
召喚系
ストーンキューブ、オウエンカなど、置物を出現させるチップがこの系統に属する。
カーソル系
エグゼ5から登場した系統。マークキャノン、サークルガンなど狙いを定めることに関わるチップがこの系統に属する。6では相手が張った罠を解除する効果がついた。
リカバリー系
体力の回復を行うチップがこの系統に属する。インビジブル系と同じくエグゼ6では廃止され、無属性として扱われている。
数値付加系
主にバトルチップの攻撃力を高めるチップがこの系統に属する。

エグゼ6

エグゼ6からは系統に属性のような強弱関係や追加効果が追加され、属性と一部の系統が統合された。それによってチップのみにあった系統が、風系、ソード系、ブレイク系、カーソル系の4つの系統がナビの属性としても扱われるようになった。クロスシステムと大きく関わっている。なお、属性に関しては、アイスパネル上の敵に水属性攻撃をすると、敵が凍るようになった。

系統の強弱関係

系統における加わった相関関係は以下の通り。(有利な系統)→ (不利な系統)

カーソル
ソード ブレイク







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