ドラえもんのひみつ道具 (くあ-くと)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/18 02:29 UTC 版)
具象化鏡
具象化鏡(ぐしょうかきょう)は、「具象化鏡」(てんとう虫コミックス第39巻に収録)に登場する。
言葉の上の表現を実際に見えるようにする機械である。たとえば「真っ赤な嘘」をつけばその人の身体が真っ赤になる、「キツネにつままれた」様子になればどこからか本物のキツネが来て顔をつまんで去っていく、など。「嫉妬の炎」を燃やせば身体が実際に燃える、「胸も張り裂けそうな苦しみ」を持つと実際に胸が張り裂けそうになる(「ビリ」という音もする)、など、身の危険がある具象化まで生じる。
くすぐりノミ
くすぐりノミは、「くすぐりノミ」(てんとう虫コミックススペシャル『ドラえもんカラー作品集』第5巻に収録)、「くすぐりノミ」(藤子・F・不二雄大全集第8巻に収録)、「未来世界の怪人」(てんとう虫コミックス第4巻に収録)、『ドラえもん のび太とロボット王国』に登場する。
ノミの形をした小さいロボット。ふりかけビンにたくさん入れておき、ふりかけて使用することもある。取り付いた者を笑わせる。有効対象は人間、動物、ロボットと広い。また、ノミにたかられると自分もノミのように高くジャンプすることができる。
薬製造機
薬製造機(くすりせいぞうき)は、「ふしぎな薬」(てんとう虫コミックススペシャル『ドラえもんカラー作品集』第5巻に収録。藤子・F・不二雄大全集第4巻でのサブタイトルは「薬製造機」)に登場する。
どんな物でも、これに放り込んでハンドルをガラガラと回すと、粉末状にすり潰し、顆粒の飲み薬ができあがる。効果は材料の名称や機能に合わせた洒落めいたものになる。
- うちわ
- 風邪薬
- 虫捕り網
- 虫歯が抜ける薬
- パチンコ玉
- 下剤(パチンコ玉が出るように、腹の中の物が出る)
- 羽根突きの羽根
- 背中に羽が生える
- すごろくの切れ端
- 飲んだ薬が元の物に戻って口から出てくる(ふりだしにもどる)
- 電球
- 明るい気持ちになる薬を作るつもりが、脱毛剤(電球のように明るいハゲ頭になる)になってしまった。
- タワシ
- 発毛剤(タワシのように毛を生やす)
- 下駄と靴
- 明るい気持ちになり、「ゲタゲタ クツクツ」と笑い出す。
くすりをきかなくするくすり
くすりをきかなくするくすりは、「お金なんか大きらい!」(てんとう虫コミックス第16巻に収録)に登場する。
お金がきらいになるくすりや気まえのよくなるくすりの効果を取り消す薬。赤い丸薬で、瓶に入っている。
「夜の世界の王さまだ!」(てんとう虫コミックス第6巻に収録)ではのび太が「眠くならない薬」の効果を消すため「薬をけす薬」をドラえもんに頼んでいるが、それが「お金なんか大きらい!」の薬と同じ品かは不明。
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