スターフォックス ゼロ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/04/13 02:23 UTC 版)
アイテム
- シルバーリング
- 銀色のリング。取るとシールドが少し回復する。
- ゴールドリング
- 金色のリング。取るとシールドが少し回復するほか、3個獲得すると残機のストック数が1つ増える。
- スーパーゴールドリング
- 各ステージに3個隠されており、全て取ると勲章が獲得できる。それ以外の効果はゴールドリングと同様。
- ミドルサプライ
- 十字型のリング。取るとシールドが大幅に回復する。
- リザーブボム
- スマートボムのストック数が1つ増える。最大5つまで獲得できる。
- レーザーエナジー
- 取るとレーザーがツインレーザー、ハイパーレーザーの順にパワーアップする。
この他、同じステージで作戦失敗を3回以上繰り返すと救済措置としてナウスから特別な救援物資が送られ、取るとアーウィンが無敵状態になる。
ただし使った場合、ヒット数などの記録は残らない。
ステージ
ステージはこれまでのシリーズ同様、ステージの奥へと進んでいく「スクロールモード」と、一定の範囲内を360度自由に動ける「オールレンジモード」の2種類のモードで進行していく[28]。
ステージはそれぞれ2、3個のフェーズで構成され、クリアの仕方によって後のルートが変化するほか、特定の条件を満たすことで追加ミッションとして同じステージを別の機体で攻略したり、開始直後にボス戦を行ったり、スターウルフと対決したりすることが可能となっている[20][29]。
- 惑星コーネリア
- ライラット系の総人口の8割以上が集中しているライラット系惑星集団の首都で、ペパー将軍が率いるコーネリア防衛軍の本拠地である惑星[29]。本作では最初のステージのほかに、終盤でもう一度立ち寄ることとなる。
- シーレシア
- コーネリアからの分岐ステージ。巨大な海上基地「シーレシア」とのバトル。
- セクターα宙域
- ギリシャ文字の「α」の形をした星雲が浮かび上がっている宙域。コーネリア防衛軍の最終防衛ラインとしてコーネリア防衛軍の戦艦が配備されている[29]。
- ウルフェン
- セクターα宙域からの分岐ステージ。アンドルフ軍の艦隊に囲まれた中、ピグマとアンドリューの2人を同時に相手することになる。
- エリア3
- ドーナツ型のコロニーが浮かんでいるエリア。コロニーの内部はコーネリアの景観がモチーフになっているほか、アンドルフ軍から奪った兵器が眠っている[29]。
- サテライト1
- シーレシアからの分岐ステージ。エリア3のコロニー内部をアーウィンで進むスクロール面で、突如出現したアンドリューを追いかけながらステージを進む。
- アステロイドベルト
- サテライト1から進めるステージ。隕石が飛び交う危険な宙域。隕石や敵からグレートフォックスを護衛しながら進めていく。
- グレートフォックス
- ウルフェンから進める別ステージ。アステロイドベルトよりも航路が長く、ボスも出現する。
- 惑星ゾネス
- 地下資源が豊富で、コーネリア防衛軍による開発が進んでいた水の惑星。アンドルフ軍に占拠されてからは海洋が汚染されてしまっている[29]。
- サテライト2
- シーレシアからの分岐ステージ。惑星ゾネスをアーウィンで攻略していく。
- セクターβ宙域
- コーネリアとベノムの中間に位置する宙域で、両軍の戦艦が戦闘を繰り広げる最前線[29]。
- タイタニア
- 砂漠と岩山が広がる禁断の惑星。強力な磁気嵐により砂だけでなく墜落した宇宙船の瓦礫まで舞い上がっている[29]。
- サルバドーラ
- タイタニアからの分岐ステージ。転送装置を抜けた先の宇宙空間で巨大戦艦「サルバドーラ」と遭遇し、ランドマスターに乗ったままで機動戦が出来ないフォックスに代わり、タイタニアを自力で脱出したペッピーが単独で戦艦に立ち向かう。
- セクターγ宙域
- フィチナに近く、何もない空間が広がっていることから「沈黙の宙域」と呼ばれている宙域[29]。
- 惑星フィチナ
- ベノムに一番近く、その調査の目的でコーネリア防衛軍の情報基地が建設された氷雪の惑星[29]。
- フォーチュナ
- ライラット系の外れに位置する自然豊かな惑星だが、汚染された大気により生物が巨大凶暴化してしまっている[29]。
- ハンター
- フォーチュナからの分岐ステージ。惑星フィチナでウルフとの一騎討ちを繰り広げる。
- セクターΩ宙域
- オメガ型の天体から強力な磁場が発生し、原因不明の事故が多発している宇宙の墓場[29]。
- ベノム
- 物語の10年前にアンドルフが流された辺境の惑星[29]。『64』ではライラット星系中最も大きな惑星だったが、本作では小惑星サイズになっている。
- 『64』のベノム2と同様、地表でスターウルフと対決し、その後惑星内部でアンドルフとの決戦となる。
ボス
ボスによっては戦闘中にその機体の操縦者から無線が入ることもあり、声優はその操縦者のものを指す。
- 超巨大戦艦 サルレシア
- 声:高口公介
- 惑星コーネリアのボス。巨大なラフレシアの花のような外観で、中央の本体と花弁の形をした装甲で構成されている。戦闘中は強制的にターゲットビューになるため、コックピットビューで狙いを定める必要がある。主砲を破壊すると連動して周囲の装甲が脱落し、全ての装甲を脱落させると残った中央の本体がロケットの様に上空へ飛び去って戦闘終了となるが、ある方法で内部に侵入すれば、コアを破壊し完全に倒すことができる。完全に倒した場合は「アンドルフさまぁ〜〜〜、ごめんちゃい!!」という、『64』と同じセリフを残す。
- 超巨大海上移動基地 シーレシア
- 声:大原崇
- 惑星コーネリアの分岐ルートのボス。外見はサルレシアの色違いで、操縦者はカイマン。サルレシアが空中に浮いているのに対して、こちらは飛行能力は無く通常の船の様に海上を移動する。上部に6つ、下部に3つの主砲があり、それらを破壊することで倒せるが、拡大と縮小を繰り返す巨大な電磁バリアに守られており、ぶつかると跳ね飛ばされて大ダメージを受けてしまう。
- スターウルフ(ピグマ、アンドリュー)
- 声:最上嗣生(ピグマ)、阿部敦(アンドリュー)
- ウルフェンステージのボス。アンドルフ軍の艦隊の隙間で2対1の戦闘を行う。性能が強化されているほか、シールドが半分以上を切ると専用の特殊技を使ってくる。
- ピグマは球状の爆弾を複数飛ばす「ピグマボム」、アンドリューは独楽型の装置から電流の盾を発生させアーウィンの進路を塞ぐ「プラズマシールド」を繰り出す。
- スターウルフ(ピグマ)
- 声:最上嗣生
- エリア3前半のボス。敵機を30機撃墜するか時間経過で出現。このピグマは体力が減っても攻撃方法が増加したりはしない。
- 準弩級戦略護衛艦 グランビー
- 声:高口公介
- セクターβ宙域前半のボス。常に巨大かつ強力なシールドで守られており艦隊戦では無敵を誇るが、シールドは自分の攻撃も妨害してしまうため攻撃の際はシールドに一時的に穴をあける必要があり、小柄な航空機への対策が薄い。隙をついてシールドの内部に侵入し、シールド発生装置を破壊すれば、味方の艦隊が主砲でトドメをさしてくれる。ただし、こちらも攻撃に巻きこまれないように脱出しなければならない。
- 脱出の際通常はカウントダウンで猶予を与えてくれるが、シールド発生装置破壊の際の会話の最中に既に脱出を終えていると、カウントダウンを省略しいきなり発射する。
- スターウルフ(超高性能全領域戦闘機 ウルフェン)
- 声:大原崇(レオン)、最上嗣生(ピグマ)、阿部敦(アンドリュー)
- セクターβ宙域後半のボス。レオン、ピグマ、アンドリューの3人が登場。性能はエリア3と変わらないが、頻繁に仲間の背後をとってくる。
- スターウルフリーダー ウルフ
- 声:高口公介
- セクターβ宙域後半のボス。上記3人が登場して一定時間が経つ、または3人全員を撃墜すると登場する。他の3人よりも動きが素早く、背後をとろうとしてもすぐに振り切られてしまう。この戦闘は時間制限があり、戦闘が長引くとペッピーをタイタニアに撃墜して退却し、強制的に戦闘終了となる。
- ハンターステージにも登場。こちらは惑星フィチナで一騎討ちの戦闘を行う。ウルフェン形態とハンター形態を使い分けるなど、性能が強化されており、今まで以上に背後をとり辛くなっている。加えてシールドが半分以上を切ると「ライトニングトルネイド」という強力な突進技を繰り出してくる。
- 地底潜航兵器 スクラップワーム
- タイタニアのボス。名前通り瓦礫に身を包んだミミズのような外見の兵器で、セクターβから飛ばされてきたペッピーを捕獲していた。
- 地面に潜り込んで襲い掛かり、ほかにも倒れ込みや横回転、ビームで引きずりこむなどの攻撃を仕掛ける。戦闘中は強制的にターゲットビューになる。
- 超弩級要撃艦 サルバドーラ
- 声:最上嗣生
- 宇宙空間に待機する巨大戦艦。ここではフォックスは機動力の低いグラブマスターに搭乗しているため撤退し、代わりにペッピーを操作して戦う。上部に9つ、下部に5つの大砲があり、それらを全て破壊すれば倒せる。
- 惑星間巡行ミサイル マン・ドリル
- セクターγ宙域のボス。惑星フィチナから発射された大型のミサイルで、転送装置の方向へ飛んでいる。3つのパーツで構成されており、側面に出るコアを後ろから順に攻撃していく事で破壊できる。時折、攻撃ロボを積んだミサイルを放ち、グレートフォックスや仲間にダメージを与えていく。『64』ではグレートフォックスに対する攻撃として撃ち込まれていたが、本作では何を狙って撃ったのかは不明。
- 破壊が間に合わないと、グレートフォックスが身代わりとなって食い止めてしまい作戦失敗となる。なお、『64』では命中しても主翼の1つを破壊する程度であったのに対し、今作では完全に撃墜している。
- スターウルフ(レオン)
- 声:大原崇
- 惑星フィチナ前半のボス。敵機を30機撃墜すると出現。単独で登場するが、特殊技は持っていない。
- 超巨大無人兵器 マザーストライダー
- 惑星フィチナ後半のボス。円盤のような胴体から8本の足が生えた外見のクモ型巨大無人兵器。その巨体に見合わず大ジャンプで押しつぶしてくる。
- 古代機械鳥竜 モナーク・ドドラ
- フォーチュナのボス。SFC版や『コマンド』にも登場した敵。道中でも度々現れては妨害してくる。ボス戦では中央に足場がある大空での戦闘となり、2つの首から火炎弾、尻尾からのレーザーや竜巻攻撃、足払いなど多彩な技で襲ってくる。胸に一か所、飛行時の後方に二か所ある赤い部分が弱点。尻尾も破壊可能だが、一定時間で再生する。
- 宇宙機械鳥竜 スペース・ドドラ
- グレートフォックスステージのボスで、モナーク・ドドラの色違い。行動・弱点ともにモナーク・ドドラとほぼ同じだが、尻尾は一度破壊すると再生しないなど相違点がある。距離を離し過ぎるとグレートフォックスを攻撃対象にする。弱点を攻撃し続けて怒らせるとアーウィンに固執するようになり、グレートフォックスの射線上に誘導して主砲を2発当てると倒すことができる。
- 惑星間戦闘空母 アタック・キャリア
- 声:最上嗣生
- セクターΩ宙域のボス。本体にミサイルコンテナや戦闘機用ハッチを増設した改造空母。SFC版や『64』は最初のボスだったが、今回は終盤のボスとして登場。攻撃方法は変わっていないが、本作ではオールレンジモードでの戦闘になるため、弱点を狙い撃つ機会が少なく、弱点の当たり判定も厳しくなっているが、左右のハッチをつなぐ支柱を攻撃することでも破壊ができるようになっている。弱点を狙う際も、アーウィンの速度が速すぎると衝突する危険がある。
- 本体のみになるとバルカンは撃たず、機体が上下に分割し機体の上下をつなぐ中心から四方にレーザーを回転しながら撃ってくる。そのレーザーの発射口が弱点であり、4つ全てを破壊すると撃墜できる。
- 巨大機動兵器 ギガリラ
- コーネリア防衛軍によって捕獲され、エリア3に収容されていたアンドルフ軍の巨大兵器。エリア3では味方として登場し、アンドルフ軍を蹴散らしてくれる。後に取り返され、再び訪れた惑星コーネリアの後半でボスとして戦うことになる。
- 手のひらや胸に破壊できる部位があるものの、装甲自体が頑丈なため、アーウィンの攻撃は基本的に全く通用しない。尻部分のハッチを攻撃して開いた後ハッキングを行い、機能を停止させることで倒したことになる。
- スターウルフ(対地強襲用歩行形態 ハンター)
- 声:高口公介(ウルフ)、大原崇(レオン)、最上嗣生(ピグマ)、阿部敦(アンドリュー)
- ベノム前半のボス。スターウルフ全員との4対1の戦闘となり、ウルフェン形態とハンター形態を使い分けながら一斉に襲い掛かってくる。
- 天才科学者 アンドルフ
- 声:最上嗣生
- ベノム後半のボス。円柱状の壁に守られているが、コクピットビューでしか見えない穴がいくつか存在し、侵入すると真の姿を見せる。巨大な首と両手で構成された外見は64版と同様だが、本作ではSFC版を思わせる全身銀色の姿となっている。シールド内部と外を行き来しながら戦うことになる。外にいる間はシールドからの回転レーザーで攻撃し、内部では両手による押し潰しやビーム、口から板を吐き出す攻撃などを駆使してくる。後頭部にあるコアが弱点だが、他のボスに比べ耐久力が非常に高く、アーウィンとウォーカー、2つの視点を全て使いこなさなければ倒すことはできない。倒した後は異空間からの脱出となるが、アンドルフが道連れにしようと追いかけてくる。そのまま逃げ続けてもクリアになるが、ジェームズとすれ違う演出の後にUターンを行うことができ、アンドルフがジェームズを追いかけようとして後方に振り向いた所を攻撃すれば完全に倒すことができる。この時、弱点をチャージ弾でロックオンした場合は専用の演出が入る。
注釈
出典
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任天堂 (2015年11月13日). “スターフォックス ゼロ トレーラー”. YouTube. 2015年11月16日閲覧。 - ^ “スターフォックス ゼロ : さまざまな機体を乗りこなせ|Wii U|任天堂”. 任天堂. 2016年3月22日閲覧。
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