ガッポイ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2017/12/12 21:44 UTC 版)
歴史
ガッポイのスポーツとしての発祥は1998年に岐阜県内の高校のサッカー部が部活の後に遊びで始めたオリジナルスポーツである。 尚、文化としての発祥はメキシコという説もある。
当時は約5メートル四方のコートの中に10人ほど選手が入りガッポイされたものから退場というバトルロワイヤル方式だったが、最後の2人になると勝負がつかなくなるという決定的なシステム上のミスにより、現在は2対2のチーム戦になっている。
そして2000年に立ち上げメンバーの一人が中心となり岐阜県立国際情報科学芸術アカデミーの授業の一環でガッポイを題材とした映像作品「がっぽい2000」を製作する。
これが後々探偵!ナイトスクープなどに取り上げられガッポイが各地に広まるきっかけとなった。
行為自体の発祥
相手の背後から股間を手で持ち上げる遊び、いたずら行為は日本全国で昔から行われていた。
呼び名は様々だが、岐阜県では「がまかつ」と呼ばれていて釣り上げる行為から、釣り具メーカーのがまかつを意識してネーミングされていた。
スポーツ化する際にオリジナルのネーミングが必要になり「ガッポイ」と呼ぶようになった。
ルール
- 2対2のチーム対戦
- コートの大きさは5m×5m
- 3分一本勝負
- ラインから両足共にはみ出た場合は、はみ出たチームがうつ伏せで、相手にお尻を向けて再スタート
- 故意に座る、相手を殴る、掴むなどの悪質な行為には即PK
- PKはペナルティ側が足を閉じ、攻撃側の一人が閉じている相手の足を広げ、もう一人の攻撃側が後ろからガッポイを狙う。ペナルティ側のもう1名はコートから出る。審判のホイッスルで10秒間のPKスタート。攻撃側は10秒の間に相手の閉じている足をこじ開け、足が空いたらガッポイができる。守備側は10秒間足を開かないように耐えれたらガード成功。
ルールの変革
- 当初は5分ハーフで行われていたがあまりにも体力の消耗が激しいため3分一本勝負がメジャーなルールとなった
- 3対3で試合が行われていた事もあったが、コート内に6人いると同時多発的にガッポイが起こり、審判がゴールシーンを追えなくなるので現在は2対2が主流になっている
- コート内の逃げ場を無くし、よりエキサイティングな試合にするためコートの形を真円で行った事もあった。
ルール上の注意
- 正面からガッポイを強引に狙うとお互いの頭がぶつかる事があるので基本は相手の背後を狙う動きを奨励する。
メディア
- 2008年 - 朝日放送「探偵!ナイトスクープ」で取り上げられる(『謎の競技〈ガッポイ〉!?』探偵/石田靖)
- 2013年 - 吉本芸人R藤本のYoutubeチャンネルで”ガッポイ頂上決戦!サイヤ人対Z戦士”という動画がアップされる
- 2014年 - 毎日放送「せやねん!」でガッポイが取り上げられる
- 2016年 - 日本テレビ「月曜から夜ふかし」でガッポイが取り上げられる
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