アルニカ・モンタナ 生態

アルニカ・モンタナ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/03/31 14:32 UTC 版)

生態

アルニカ・モンタナ

ヨーロッパ原産。多年草。ヨーロッパや中央アジアの標高の高い山地、遊牧地に自生している。高さは30センチほどになる。 日本でも見られる高山植物のウサギギクに近縁な種類[2][3]

分布

ユーラシア大陸やグリーンランドなどの標高の高い場所に広く分布する[4]

アルニカ・モンタナの分布図

化学成分

Chemical structure of helenalin

ハーブ

Arnica montana fruits and seeds
Arnica montana: Photo taken at Botanical Garden in Erlangen, Germany.

山に放牧された羊は、怪我をすると自らこの花を食べると言う俗説があり別名「転んだときの万能薬」とも言われる。古くからハーブとして利用されていて打ち身などの治療にも使われてきた。ハーブとして使われるのは花の部分で、150種以上の成分が含まれている。炎症や関節痛などに薬効がある。 しかし、米国食品医薬品局はこの花を毒性のあるハーブに分類している。「ヘレナリン」という含有成分を大量に摂取したりすると有毒だ。経口摂取や粘膜、開いた傷口への塗布は危険。他にも花粉はくしゃみを誘発するので「アルプスのタバスコ」という俗名もある。

外部リンク


  1. ^ Judith Ladner. “Arnica montana”. Food and Agriculture Organization. 2010年2月13日時点のオリジナルよりアーカイブ。2010年3月16日閲覧。
  2. ^ Arnica montana L., relevant European medical plant (2014). Waizel-Bucay J., Cruz-Juarez M. de L. Revista Mexicana de Ciencias Forestales, Vol. 5 Issue 25 pp. 98–109
  3. ^ BiolFlor search system”. 2015年12月8日時点のオリジナルよりアーカイブ。2015年11月29日閲覧。
  4. ^ Archibald William Smith A Gardener's Handbook of Plant Names: Their Meanings and Origins - Google ブックス


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