アメリカ議会図書館分類表 アメリカ議会図書館分類表の概要

アメリカ議会図書館分類表

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/01/10 02:04 UTC 版)

概要

アメリカ議会図書館独自の排架分類表であり、1990年にパトナム(Herbert Putnam)館長によって作成の決定がなされた[2]。これに先立つ1898年には、書誌・図書館学の分類表(クラスZ)が作成されていた。一館分類表であるにもかかわらず、米国内の特に学術図書館で広く採用されており、諸外国でも採用されている。LCC採用館の多くは、LCCの請求記号をそのまま利用している[2]

分類

実際の分類は英字1字または2字(いずれも大文字)と、それに続く数字で行なわれる。米国国立医学図書館分類法 (NLMC) は、本分類における未使用の範囲を利用しており、併用が可能である。

文字 分野(詳細は英文で)
A 総記(General Works
B 哲学、心理学、宗教(Philosophy, Psychology, and Religion
C 歴史補助学(Auxiliary Sciences of History
D 歴史(General and Old World History
E アメリカ史(History of America
F アメリカの地方史など(History of the United States and British, Dutch, French, and Latin America
G 地理学、地図、人類学、レクリエーション(Geography, Anthropology, and Recreation
H 社会科学(Social Sciences
J 政治学(Political Science
K 法律(Law
L 教育(Education
M 音楽(Music
N 美術、芸術一般(Fine Arts
P 言語、文学(Language and Literature
Q 自然科学(Science
R 医学(Medicine
S 農業、林業、漁業(Agriculture
T 工学(Technology
U 軍事学(Military Science
V 海事科学(Naval Science
Z 書誌、図書館学(Bibliography, Library Science, and General Information Resources

日本での利用

日本でも、一部の大学図書館で使用されている[3]


  1. ^ アメリカ議会図書館分類表(LOC)
  2. ^ a b 丸山昭二郎、丸山泰通 編 『DDC, LCC, NDC図書分類の記号変換』丸善、1984年、95頁。 
  3. ^ 「わが国における図書分類表の使用状況」、『現代の図書館』第48巻第2号、2010年、pp. 129-141。


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