偽悪語法
(dysphemism から転送)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/03/25 05:59 UTC 版)
偽悪語法(ぎあくごほう、dysphemism)とは、礼儀正しい言葉・表現の代わりに、故意に不快な言葉・表現を使うこと。婉曲法とは概ね反対の意味である。語源はギリシャ語の δυς, dys(非)+ φήμη, pheme(発言)。cacophemism( κακός, kakos(悪い)+ φήμη, pheme)も同じ意味を持つが、偽悪語法が不快なものにも単なるユーモラスな貶めにも使えるのに対して、cacophemismは普通故意に不快感を与えるものを指す。(近年、言語学者のケイト・バリッジはどちらにも偏らない名前または表現に「orthophemism」という新語を作った)。偽悪語法は冒涜とも関係するが、そればかりに集中するわけでもないので、同義語ではない。
- dysphemismのページへのリンク