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目隠し鬼

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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/12/28 05:17 UTC 版)

目隠し鬼(めかくしおに)は、日本の伝統的な子どもの遊戯の一つ。鬼ごっこ(鬼事、おにごと)の一種で、その名の通り、鬼役の子が目を隠された状態で行うものを指す。歴史的にはめくら鬼(盲鬼)や盲目鬼事(めくらおにごと)と呼んだ。また、ゲームの際には、鬼に対して逃げ手が言う「鬼さんこちら 手の鳴るほうへ」というフレーズもよく知られる。


注釈

  1. ^ 日本以外においては捕まえる側を「鬼」ないし、それに類する「妖精」といった類で呼称する文化が無い。これは日本特有の仏教由来のものと考えられており、日本国外では仏教圏の東アジアでも一般的に動物である。特に野生動物が家畜を襲うパターンがよく見られ、中でもトンビ(あるいはタカ、トラ)がニワトリを捕る形が広く見える[1]
  2. ^ 1968年の復刊にあたって解説を務めた瀬田貞二によれば、童歌ようなものは曲調はともかく歌詞がだいぶ記録に残っているのに対し、児童遊戯の具体的なやり方が残っているのは大変珍しいと述べている[3]

出典

  1. ^ 大林太良 1995, pp. 440–447, 第6章比較の視座 2「遊戯」(寒川恒夫) - §1「子とろ遊び」.
  2. ^ 大田才次郎 1968, p. 72, <<東京>>「目隠し」.
  3. ^ 大田才次郎 1968, pp. 347–361, 「解説」瀬田貞二.
  4. ^ 大田才次郎 1968, p. 142, <<遠江>>「目かくし鬼」.
  5. ^ 大田才次郎 1968, p. 202, <<上野>>「鬼事」.
  6. ^ 大田才次郎 1968, pp. 221–222, <<陸奥>>「鬼事」.
  7. ^ a b 大田才次郎 1968, p. 283, <<周防・長門>>「由良鬼」.
  8. ^ 大田才次郎 1968, p. 224, <<羽前>>「鬼事」.
  9. ^ 大田才次郎 1968, pp. 274–275, <<出雲>>「目くさん事」.
  10. ^ 大田才次郎 1968, p. 196, <<信濃>>「由良さん」.
  11. ^ 大田才次郎 1968, pp. 214–215, 「御茶ひき」.
  12. ^ a b 宮田登 1996, pp. 152–158, 第八章「江戸時代の町の子ども」§3.
  13. ^ Körebe Nedir | Nasıl Oynanır | Kuralları?” (トルコ語). OyunBilim (2020年4月29日). 2020年5月11日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年6月6日閲覧。
  14. ^ 柳田國男 1967, p. 187, 19 童戯と玩具.
  15. ^ a b 和歌森太郎 1976, pp. 206–212, III.教義と遊戯「5.子供の遊び」(宮田登).
  16. ^ A Greek-English Lexicon. Oxford: Oxford University Press 1889. p. 1151.
  17. ^ “blindman’s buff,” Encyclopædia Britannica. 15th edition. 2. Chicago: Encyclopædia Britannica, Inc. 2010. p. 283.
  18. ^ Richards, Grant (1902). The Poems of Robert Herrick. London, Leicester Square. pp. 123–4 


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