RBK-250
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2026/05/21 03:34 UTC 版)
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RBK-250
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| 種類 | クラスター爆弾 |
| 原開発国 | |
| 諸元 | |
| 重量 | 275 kg[1] |
| 全長 | 2.12 m[1] |
| 直径 | 0.325 m[1] |
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| 誘導方式 | 無誘導[2] |
RBK-250(ロシア語: РБК-250)は、ソビエト連邦で開発された航空機搭載型のクラスター爆弾[2]。名称のRBKはРазовая Бомбовая Кассета(直訳すると「使い捨て爆弾カセット」)、250は重量を意味する[3]。
開発・設計
RBK-250は、ソ連製の航空機搭載型クラスター爆弾の代表的な存在であるRBKシリーズの一種である[2]。RBKシリーズには250キログラム級と500キログラム級の二種類があり、このうち前者が本爆弾、後者がRBK-500である[2]。
内蔵する小爆弾にはいくつかの種類があり、小爆弾の種類によりさまざまな任務に対応できる[1]。基本的には小爆弾ごとにクラスター爆弾本体も専用のものが使われ、それぞれの爆弾を識別する場合は「RBK-250 ZAB-2.5」といった形で種類を末尾に付して区別する[4][5][6]。
子爆弾
AO-2.5
最初に開発された子爆弾で、破砕型の子爆弾である[2][1]。弾体は円筒形で、尾部に4枚の安定翼を持つ[1]。派生型として、細長く平らな安定翼を持つAO-2.5-2がある[1]。
AO-1 SCh
AO-2.5よりも小型の、1キログラム級の破砕型子爆弾である[2][1]。弾体は円筒形で、尾部に4枚の安定翼を持ち、RBK-250には150発を搭載することができる[2][1]。
PTAB-2.5
対戦車用の子爆弾である[2][1]。弾頭に成形炸薬を搭載しており、最大で120ミリ厚の装甲を貫徹する能力がある[1]。RBK-250には30発を搭載することができる[2]。派生型として、信管や尾部アッセンブリの保護カバー、爆薬の成分などに改良が加えられたPTAB-2.5Mがある[1]。
ZAB-2.5
運用
実戦運用
ジョージア
ヒューマン・ライツ・ウォッチ(HRW)では、2008年の南オセチア紛争中に、ロシア軍機が複数のRBK-250をジョージアの住宅地に投下し、民間人に複数の死傷者が出たと発表した[7]。
シリア
HRWでは、2011年から続くシリア内戦中にシリア軍機によるRBK-250の人口密集地への使用を繰り返し発表している[8][9][10][11]。ただし、シリア政府は使用を否定している[8]。
リビア
HRWでは、2014年リビア内戦中にリビア国内でRBK-250の新しい残骸を複数個所で発見したと発表している[12]。ただし、リビア国民軍空軍は残骸の発見箇所を爆撃したことは認めているが、クラスター爆弾の使用は否定している[12]。
ウクライナ
ウクライナ内務省は、ロシアのウクライナ侵攻中にロシア軍がRBK-250を使用したと発表している[13]。
運用国
脚注
出典
- 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 “RBK-250 Russian Cluster Bomb” (英語). odin.t2com.army.mil. アメリカ陸軍 (2024年6月14日). 2026年5月20日閲覧。
- 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 青木 2005, p. 184.
- ↑ “RBK-250 Dispenser Bomb Series” (英語). METIS. 2026年5月20日閲覧。
- ↑ 青木 2005, p. 185.
- ↑ 富永 & 宮永 2021, p. 46.
- ↑ “RBK-250 ZAB-2.5” (英語). METIS. 2026年5月20日閲覧。
- ↑ “グルジア: ロシアのクラスター爆弾で民間人死者”. Human Rights Watch (2008年8月15日). 2026年5月20日閲覧。
- 1 2 “シリア:クラスター弾の新たな攻撃 政府は使用を否定するも”. Human Rights Watch (2012年10月23日). 2026年5月20日閲覧。
- ↑ “シリア:政府軍のクラスター弾投下 新証拠”. Human Rights Watch (2012年10月14日). 2026年5月20日閲覧。
- ↑ “シリア:クラスター弾による子ども殺害 新証拠”. Human Rights Watch (2012年11月27日). 2026年5月20日閲覧。
- ↑ “シリア:人口密集地で焼夷弾 使用される”. Human Rights Watch (2012年12月11日). 2026年5月20日閲覧。
- 1 2 “リビア:新たなクラスター爆弾使用の証拠が明らかに”. Human Rights Watch (2015年3月15日). 2026年5月20日閲覧。
- ↑ “Прикордонники підбили касетну авіабомбу, що впала не здетонувавши: відео з Донеччини” (ウクライナ語). 24 Канал (2024年4月9日). 2026年5月20日閲覧。
- ↑ 石川 2024, p. 153.
参考文献
- The International Institute for Strategic Studies (IISS) (2026) (英語). The Military Balance 2026. Routledge. ISBN 978-1041314240
- 青木謙知『航空機搭載型ミサイル・爆弾450種解説 軍用機ウエポン・ハンドブック』イカロス出版、2005年11月7日。 ISBN 978-4871497497。
- 石川潤一『石川潤一の軍用機ウエポン事典 改訂版』イカロス出版、2024年3月13日。 ISBN 978-4802214148。
- 富永浩史、宮永忠将『世界の名機シリーズ Su-24 フェンサー』イカロス出版、2021年11月29日。 ISBN 978-4802210744。
関連項目
- RBK-250のページへのリンク