Product Sans
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2026/06/03 12:47 UTC 版)
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| 様式 | サンセリフ |
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| 分類 | ジオメトリック |
| 制作会社 | |
| 発表年月日 | 2015年9月1日 |
| ライセンス | プロプライエタリ[1] |
| ベース書体 | |
Product Sans(プロダクト・サンズ)は、Googleがブランディング目的で制作したジオメトリック・サンセリフ書体である[2][3]。2015年9月1日、それまでのGoogleロゴに代わって採用された。Googleのブランド展開が多様なデバイスへ広がるなか、限られたスペースでもロゴを表示でき、プラットフォームを問わず一貫した体験をユーザーに提供できるよう、デザインの調整が行われた。
デザイン
デザインチームは、従来のロゴが持つシンプルで親しみやすいスタイルを維持しつつ、幾何学的な造形を取り入れることを目指した。Product SansのデザインはFuturaの影響を受けていると指摘されている[4]。両者の最も顕著な違いは二階建ての「a」であり、これは他の文字の円形的な形状との対比を生み出すために採用された[5]。また、ストローク終端はおおむね45度の角度で処理されており、その切断面はストロークの接線に対して垂直となっている。
幾何学的な字形には、視覚的な補正も加えられている。大文字の「G」は、クロスバーと接する部分で円弧形状がわずかに内側へ引き込まれている。また、「6」「8」「9」のカウンターはほぼ完全な円形となっている。これらの視覚的補正は、可読性を高めるために施されたものである。
ライセンス
Product Sansはプロプライエタリフォントであり、オープンソースライセンスの下では公開されていない[6]。その派生版の一部は無償で公開されているものの、Googleはその後もProduct Sansがプロプライエタリフォントであることを改めて強調している[7]。
使用例
2015年から2026年にかけて使用されたGoogleのロゴは、Product Sansに基づいている。ただし、ロゴには元の書体と比べてわずかな変更が加えられており、特に顕著なのは文字の太さと傾いた「e」である。ロゴとProduct Sansとの間に差異を設けることで、Googleのロゴタイプと製品名表記とを区別できるようになっている[2]。Product Sansは主に、Google マップ、Google ドライブ、Google ニュース、Google Earthなど、多数のGoogleサービスのロゴタイプにおける文字部分に用いられている。また、Google Sans Textなどの派生書体は、多くのサービスやアプリケーションにおける標準的なユーザーインターフェース用フォントとなっているほか、Google Pixel向けソフトウェアを採用したAndroid端末のデフォルトフォントにもなっている[8][9]。
Google Sans
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| 分類 | ジオメトリック |
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| 制作会社 |
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| 制作年月日 | 2017年 |
| 発表年月日 | 2025年12月10日 |
| ライセンス | SIL Open Font License[10] |
| ベース書体 | Product Sans |
| 派生品 |
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Google Sansは、Google独自のマテリアルデザインである「Google Material Theme」向けに設計された、サイズ最適化版のProduct Sansである[11][12]。2017年にバリアブルフォントとして制作され、同時に、より大きなオプティカルサイズ向けに設計された派生版「Google Sans Display」も開発された[13]。Product Sansとの特筆すべき違いとして、エックスハイトが高く、文字の横幅が広いことが挙げられる。また、一部の文字ではターミナル(ストローク終端)が直線化されるなどの変更も加えられている。
その後も新たな派生版が追加されており、2020年には小さなオプティカルサイズ向けに最適化された「Google Sans Text」[14]、2024年にはバリアブルフォント技術を活用して再構築された「Google Sans Flex」が発表された[15]。また、2020年には等幅フォント「Google Sans Mono」が制作され、2025年にはこれをプログラミング用途向けに最適化した「Google Sans Code」へ刷新された。
「Google Sans Flex」では、ウェイト、幅、オプティカルサイズ、グレードなどの調整可能な軸が導入された。現代的なレスポンシブインターフェースへの対応を目的として設計されており、これらの軸を活用することで、大型ディスプレイ向けの見出し書体から、ユーザーインターフェース向けの小型本文書体まで、幅広いタイポグラフィ表現を可能にしている[15]。
ライセンス
2025年8月、Googleは開発者向けおよび技術用途向けに設計されたGoogle Sansの等幅派生フォント「Google Sans Code」を、SIL Open Font License (OFL) の下で公開した[16][17]。
2025年11月18日には、Google Sansを発展させたバリアブルフォント「Google Sans Flex」を、同じくSIL OFLの下で公開した。Product Sansとは異なり、Google Sans Flexはオープンソースライセンスの下で提供されており、Googleの社内ブランディングシステムを超えた幅広いタイポグラフィ用途や実験的利用を目的としている[18][15]。
同年12月10日、Googleは「Google Sans」をSIL OFLの下で公開した。これにより、Googleの主要ブランド書体ファミリーが初めて広く一般利用可能となった[15][19]。
関連項目
出典
- ↑ “Google Product Sans License”. Google. 2016年12月24日時点のオリジナルよりアーカイブ。2017年3月2日閲覧。
- 1 2 “Evolving the Google Identity”. Google Design. 2016年5月6日時点のオリジナルよりアーカイブ。2016年5月2日閲覧。
- ↑ Swanner, Nate (September 2015). “Google created an entirely new typeface (Product Sans) for its snappy logo redesign”. The Next Web. 2016年5月10日時点のオリジナルよりアーカイブ. 2016年5月2日閲覧.
- ↑ “What Font is the New Google Logo? - Design for Hackers” (英語). Design for Hackers. (2015年9月1日). オリジナルの2017年3月13日時点におけるアーカイブ。 2017年3月12日閲覧。
- ↑ “Product Sans Specimen”. Google Inc. (2015年). 2017年4月1日時点のオリジナルよりアーカイブ。2017年3月12日閲覧。
- ↑ “Google Fonts: license for Product Sans”. 2016年12月24日時点のオリジナルよりアーカイブ。2017年3月2日閲覧。
- ↑ “Frequently Asked Questions | Google Fonts” (英語). Google for Developers. 2026年1月6日閲覧。
- ↑ “Google Workspace Updates: Material You, a new look and feel for Google Workspace apps, is rolling out now for Android”. Workspace Updates Blog. 2025年12月10日閲覧。
- ↑ Li, Abner (2021年5月20日). “Google apps are beginning to adopt 'Google Sans Text'” (英語). 9to5Google. オリジナルの2023年6月14日時点におけるアーカイブ。 2025年12月10日閲覧。
- ↑ “Google Sans”. Google Fonts. 2025年12月12日閲覧。
- ↑ Hall, Stephen (2018年5月9日). “Now we know: Google Sans is actually a size-optimized version of Product Sans”. 9to5Google. 2018年5月14日時点のオリジナルよりアーカイブ。2018年5月14日閲覧。
- ↑ “How Google created a custom Material theme”. Material Design. 2018年9月29日時点のオリジナルよりアーカイブ。2018年10月2日閲覧。
- ↑ “Downloads | Google Fiber Brand Guidelines”. fiber-brand.appspot.com. 2025年12月10日閲覧。
- ↑ Li, Abner (2021年5月20日). “Google apps are beginning to adopt 'Google Sans Text'” (英語). 9to5Google. 2021年5月20日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年5月20日閲覧。
- 1 2 3 4 “Google Sans: Evolving Google’s Typeface” (英語). Google Design. 2025年12月23日閲覧。
- ↑ “Google Sans Code” (英語). Google Fonts. 2025年12月10日閲覧。
- ↑ Daws, Ryan (2025年8月1日). “Google Sans Code font blends tech and history to boost readability” (英語). Developer Tech News. 2025年12月10日閲覧。
- ↑ “Google's versatile Sans Flex font is now free to the public” (英語). Android Authority (2025年11月18日). 2025年12月10日閲覧。
- ↑ “Google Sans”. Google Fonts. 2026年6月3日閲覧。
外部リンク
- Product Sansのページへのリンク