NeoCore XMSとは? わかりやすく解説

NeoCore

(NeoCore XMS から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/02/03 13:46 UTC 版)

NeoCoreXMSは、米国Xpriori社が開発したXMLデータベースである。

独自のDPP (Digital Pattern Processing) 技術を用いてXMLドキュメントの格納・検索を行う。 富士通Interstage Shunsaku Data Manager、東芝ソリューションのTX1などとともに第二世代XMLデータベースとも呼ばれる。

XMLDB「NeoCoreXMS」は、構造が一定ではないXMLデータの格納に最適であり、大量のXMLデータを「なんでも・はやく・かんたんに」効率よく管理できるデータベース・エンジンである。国内38.4%のシェア(富士キメラ総研調べ)を有し、国内シェア一位のXMLDB/XMLデータベースである。

特徴

NeoCoreXMSの特徴は独自のデジタルパターンプロセッシング (DPP) である。それにより

  • スキーマレス
  • 初期のXMLデータベースと比較し、大容量のデータ格納
  • 完全一致検索においてデータ量やXML構造に依存せず高速検索

を実現している。

XMLデータ格納時に、全ての要素、データ、そして要素内容(要素とそこに含まれるデータとの関連)に対して、インデックスを付与する(フルオートインデックス機能)。 そのため、新たな構造のXMLデータを格納、または構造の変更を行った直後においても、全ての項目に対し最高の検索パフォーマンスを実現する。全ての項目に対してインデックスを付与するにもかかわらず、DPPによるインデックスデータの圧縮および内部データの正規化処理によって、データベースサイズ(フットプリントサイズ)が小さいことも大きな特徴である。データベースサイズは、理論上の最大値は元のXMLデータの2.5倍。一般的なデータにおける実効サイズは、元のXMLデータの1.5~2.0倍となる。

得意・不得意

ハッシュインデックスを利用しているため、完全一致の検索には強いが、前方一致、後方一致等は苦手である。半数以上がドキュメントで使用されているDBMSとしてはアプリケーションの作成方法に工夫が必要である。 また、スキーマレスではあるが、システム設計上正規化を行う必要があり、スキーマレスのメリットを生かしきれない。

歴史

  1. 2002年11月 三井物産が日本国内総販売店契約を締結
  2. 2007年4月 三井物産から三井物産セキュアディレクションに事業譲渡
  3. 2007年10月 三井物産セキュアディレクションからサイバーテックに事業譲渡

利用分野

  1. Webカタログやパーツ管理、コンテンツ管理等のメタデータ管理
  2. Adobe InDesignを用いた自動組版
  3. 文書管理
  4. 電子カルテ

関連項目

外部リンク


NeoCore XMS

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/09/04 03:19 UTC 版)

XMLデータベース」の記事における「NeoCore XMS」の解説

独自のDigital Pattern Processingによる「超高速」「やわらかい」が特徴である。

※この「NeoCore XMS」の解説は、「XMLデータベース」の解説の一部です。
「NeoCore XMS」を含む「XMLデータベース」の記事については、「XMLデータベース」の概要を参照ください。

ウィキペディア小見出し辞書の「NeoCore XMS」の項目はプログラムで機械的に意味や本文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「NeoCore XMS」の関連用語

NeoCore XMSのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



NeoCore XMSのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのNeoCore (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。
ウィキペディアウィキペディア
Text is available under GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblio辞書に掲載されている「ウィキペディア小見出し辞書」の記事は、WikipediaのXMLデータベース (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS