Metal roofとは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > Metal roofの意味・解説 

折板

(Metal roof から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2016/02/09 21:18 UTC 版)

折板(せっぱん)は、屋根の工法の一つ。主に、断面の構造に重点を置いて開発されたもので、工場・カーポート・車庫などの鉄骨の建物に多く使われており、金属屋根の代表的な屋根工法となっている。

折板の屋根

工法

  1. 0.6〜1.2mmの鋼板を用いてロール成型機によって折板を成型加工する。
  2. 2m〜6mの間隔の折板の流れ方向に直行した梁の上に固定用のフレーム(タイトフレーム)を鉄骨に溶接する。
  3. タイトフレームの上に折板をのせ、ボルトや金具(吊子)で緊定する。

以上が大まかな工法である。

他の屋根に比べて非常に長さを長くすることが可能で(場合によっては100m超も可能)、トラックで運搬できない場合は、機械そのものを建設現場へ持ち込んで、その場で成型しながら屋根を葺くこと(現場成型)も可能である。 特徴としては大型物件(体育館・展示場など)の大きなスパン(空間)が必要な建物で有効な工法となっている。

固定の方法は、代表的なもので3種類ある。

重ね式折板
折板本体をタイトフレームの剣先ボルトで貫通し、ナット、座金(特座・絞り座)及びパッキンで締め付ける工法。最もオーソドックスで、比較的小規模な倉庫・工場やガレージ等に使用されている。
馳(ハゼ)式折板
折板本体の接合部分に「馳(ハゼ)」と呼ばれる加工を施し、タイトフレームと折板本体を「吊子」と呼ばれる金具で固定する工法。最終工程として、ハゼの締め付けが必要となる。重ね式と異なり、屋根上部にボルトが突起しないことや、施工性がよいことから、大型物件や長尺屋根(10~20m超)に使われている。また、ハゼの形状から、丸型と角型がある。
嵌合式折板
現在嵌合式折板は2種類ある。
a. キャップ式嵌合折板
折板本体同士の接合部を嵌合できるように加工し、タイトフレームに折板を固定、その後嵌合部の開口をキャップ材でかぶせる工法。
ハゼ式折板と共通する部分が多いが、馳(ハゼ)締め工程がなく、キャップの固定作業が必要となる。
b. 馳式(タイトフレーム嵌合式)折板
折板とタイトフレームを嵌合出来るように加工し、接合部に加工した馳によって吊子を使わず固定する。折板の固定位置を吊子部分からタイトフレーム本体に変えた工法。
馳締め工程があるが、別途キャップ材を加工・取付する必要がない。

使用される素材

最も多いのが、ガルバリウム鋼板もしくはカラーガルバリウム鋼板である。 まれに、フッ素鋼板や、カラーステンレスもあるが、いずれも費用対効果の面から極めて稀なケースである。

関連項目

  • 折板ガレージ

「Metal roof」の例文・使い方・用例・文例

Weblio日本語例文用例辞書はプログラムで機械的に例文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「Metal roof」の関連用語

Metal roofのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



Metal roofのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの折板 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。
Tanaka Corpusのコンテンツは、特に明示されている場合を除いて、次のライセンスに従います:
 Creative Commons Attribution (CC-BY) 2.0 France.
この対訳データはCreative Commons Attribution 3.0 Unportedでライセンスされています。
浜島書店 Catch a Wave
Copyright © 1995-2025 Hamajima Shoten, Publishers. All rights reserved.
株式会社ベネッセコーポレーション株式会社ベネッセコーポレーション
Copyright © Benesse Holdings, Inc. All rights reserved.
研究社研究社
Copyright (c) 1995-2025 Kenkyusha Co., Ltd. All rights reserved.
日本語WordNet日本語WordNet
日本語ワードネット1.1版 (C) 情報通信研究機構, 2009-2010 License All rights reserved.
WordNet 3.0 Copyright 2006 by Princeton University. All rights reserved. License
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
「斎藤和英大辞典」斎藤秀三郎著、日外アソシエーツ辞書編集部編
EDRDGEDRDG
This page uses the JMdict dictionary files. These files are the property of the Electronic Dictionary Research and Development Group, and are used in conformance with the Group's licence.

©2025 GRAS Group, Inc.RSS