MAMORUとは? わかりやすく解説

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mamoru

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2011/04/03 11:48 UTC 版)

mamoru(まもる、1977年 - )は大阪府生まれの現代美術家、サウンドアーティスト。

概要

1977年大阪生まれ、2001年ニューヨーク市立大学シティカレッジ音楽学部卒業。自作音具を用いた即興演奏やサウンドインスタレーション作品などの活動を経て、 2007年よりプラスチックストロー、サランラップ、氷の様な日常品や、飲食、売買などの日常行為を音作品、音体験に読み替えるetudeシリーズを展開。ウィーン近代美術館(MUMOK)をはじめ、カナダ、オランダ、アメリカ、オーストラリア、日本など国内外の美術館、ギャラリーでの展示、パフォーマンスや、各種フェスティバルなどで発表し好評を得る。2010年にトーキョーワンダーサイト主催によるEXPERIMENTAL SOUND, ART, AND PERFORMANCE FESTIVALに参加、パフォーマンス作品「etude no.13氷を吊るすヴァリエーション」が最優秀賞を受賞。2010年度の国内交流制作クリエーターにも選出され1年間トーキョーワンダーサイト青山のレジデンス施設にて滞在制作を行う。2011年には一柳慧氏による、図形楽譜とそれを読み解くための簡単な指示書による「サッポロ」という作品にて指揮者を務めた。本名は奥野翼(おくのまもる)。所属ギャラリーはYUKA CONTEMPORARY(東京)。

etude for everyday life/日常のためのエチュード

通常、音楽で「etude」と言うと、“ピアノのための・・・”という風に、何かの楽器を“弾きこなす”ために繰り返し演奏されるために作られた「練習曲」を意味するが、mamoruの「etude」は日常品や日常行為から生みだせる音のアイデアをもとに、サウンドオブジェ、パフォーマンスやビデオインスタレーションなど様々な形で実現され日常を「使いこなす」ために繰り返される。これは「とるに足らないと思われている」ものを「価値あるもの」にすり替える試みである。「etude」シリーズ作品の重要な要素として、参加者の体験の中で作品が成立していく点があげられる。(カナダでは住民を訪問し、友達になり、訪問先で借りた日常品(ハンガーやガラス瓶)で音作品を制作した。) 最近のパフォーマンスでは参加者が「飲食」することで生まれる関係性を扱う作品などがあり、この点においてmamoruの作品はリレーショナルアートに通じるとも言える。

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