Leszynski命名規則とは? わかりやすく解説

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Leszynski命名規則

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/01 15:42 UTC 版)

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Leszynski命名規則(レシンスキーめいめいきそく)とは、Microsoft Accessでの開発向けに考案されたハンガリアン記法の変種である。Leszynski Naming Conventionを略してLNCとも表記される。

いわゆるハンガリアン記法の二面性の双方を有し、オブジェクトの命名においてはアプリケーションハンガリアンであるが、フィールド名などの命名においてはシステムハンガリアン的である。

概要

LNCは以下の書式で4つの要素より構成される。

[接頭辞]タグ[基本名][接尾辞]

タグ以外は必須ではないが、通常はオブジェクトを区別するために基本名と組み合わせて用いられる(例:tblCustomer)。また、接頭辞とタグは小文字で始め、基本名と接尾辞は大文字で始めるようにキャメルケースを用いる。

LNCには2つのレベルがあり、包括的で習熟が容易なレベル1と、アプリケーション開発を想定したレベル2が定められている。例としてデータベースオブジェクトのタグを以下に示す。

オブジェクト レベル1 レベル2
テーブル tbl tbl
テーブル(ルックアップ) tlkp
クエリ(選択) qry qry
クエリ(追加) qapp
クエリ(クロス集計) qxtb
クエリ(データ定義) qddl
クエリ(削除) qdel
クエリ(フォームフィルタ) qflt
クエリ(ルックアップ) qlkp
クエリ(テーブル作成) qmak
クエリ(パススルー) qspt
クエリ(ユニオン) quni
クエリ(更新) qupd
フォーム frm frm
フォーム(ダイアログ) fdlg
フォーム(メニュー) fmnu
フォーム(メッセージ) fmsg
フォーム(サブフォーム) fsub
レポート rpt rpt
レポート(サブレポート) rsub
マクロ mcr mcr
マクロ(フォーム用) mfrm
マクロ(メニュー) mmnu
マクロ(レポート用) mrpt
モジュール bas bas

その他の要素

変数の接頭辞
変数の種類 接頭辞
ローカル変数 (なし)
静的なローカル変数 s
モジュールレベルの変数 m
フォームまたはレポートモジュールのパブリック変数 p
標準モジュールのパブリック変数 g

参考文献

関連項目

外部リンク




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