Lajes Fieldとは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > Lajes Fieldの意味・解説 

ラジェス航空基地

(Lajes Field から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/05/05 06:52 UTC 版)

ナビゲーションに移動 検索に移動
ラジェス航空基地
Base Aérea das Lajes
IATA: TER - ICAO: LPLA
概要
国・地域 ポルトガル
所在地 アゾレス諸島テルセイラ島
種類 軍民共用
運営者 ポルトガル空軍およびアゾレス地方政府
標高 55 m (188 ft)
座標 北緯38度45分42秒 西経027度05分26秒 / 北緯38.76167度 西経27.09056度 / 38.76167; -27.09056座標: 北緯38度45分42秒 西経027度05分26秒 / 北緯38.76167度 西経27.09056度 / 38.76167; -27.09056
滑走路
方向 ILS 長さ×幅 (m) 表面
15/33 YES 3,313×60 舗装
リスト
空港の一覧
テンプレートを表示

ラジェス航空基地ポルトガル語Base Aérea das Lajes)または、第4航空基地Base Aérea Nº4BA4)やラジェス飛行場英語Lajes Field)、民間航空部門ではラジェス空港Aeroporto das Lajes)は、ポルトガルアゾレス諸島テルセイラ島ラジェス近郊にあるポルトガル空軍の航空基地。1941年から運用が開始された。

ラジェスの北東部に位置し、プライア・ダ・ヴィトーリア(pt:Praia da Vitória)にある軍港とは軍用道路で結ばれている。また、島内には電気通信設備や燃料備蓄施設が点在しており、緊急の際にはスペースシャトルの非常用着陸場となっている。

歴史

飛行場の起源は1928年ポルトガル陸軍のエドゥアルド・ゴメス・ダ・シウヴァ中佐(Eduardo Gomes da Silva)の報告書により、テルセイラ島に陸軍航空隊用の飛行場施設を建設する可能性が検討された。しかし、サンミゲル島のアシャダ(Achada)が代わりに選ばれ、飛行場が建設される事になる。1934年、アシャダ飛行場は困難な気象条件と不十分な施設により不都合が生じていたため、テルセイラ島ラジャスに仮設滑走路を陸軍により建設される。

第二次世界大戦中の1941年に滑走路は拡大され第5航空基地となり軍は資器材を運び込んだ。当時はドイツ軍と連合国軍の脅威に晒され中立性が侵害されていた。ポルトガル政府はアゾレス諸島の占領を防ぐために航空部隊を含む軍隊を駐留させた。

しかし、1943年にポルトガル政府はイギリス政府と協定を結びイギリス空軍に使用を許可した。第二次世界大戦終盤になると次にアメリカ合衆国空軍にも使用が許可された。

戦後、ポルトガル空軍は捜索救難と気象観測および空輸業務に重点をおいた。アメリカ合衆国軍ではヨーロッパ地中海および中東方面への中継点として戦略的に重要な役割を担う。1974年第四次中東戦争ではイスラエル向け緊急援助物資の輸送や、1990年湾岸危機では本航空基地を中継して大規模な空輸を実施した。

1976年にはハリケーン・エミー(en:Hurricane Emmy (1976))から避難するためにベネズエラ空軍C-130が緊急着陸しようとするも突風に煽られ丘に激突し乗員68名が死亡する事故がおきている。

1980年にマグニチュード7.0の地震によりテルセイラ島は広範に被害を受けるも、基地施設の被害は軽微であった。

2001年にはエア・トランザット236便滑空事故エアバスA330が緊急着陸に成功している。

配置部隊・機関

アメリカ合衆国空軍

  • 在欧アメリカ空軍
    • 第65基地航空団(en:65th Air Base Wing) - 司令部
    • 陸軍交通集団第1324軍事輸送拠点隊
    • 空軍機動集団第729航空機支援飛行隊
    • 空軍広報局第6分遣隊
    • 空軍特別捜査局第250分遣隊
    • 国防物品販売局国防資産処理事務所

ポルトガル空軍

  • アゾレス諸島空軍管区司令部
  • 第752飛行隊「プマス(Pumas)」 - 捜索救難
  • アゾレス諸島航空分遣隊
    • 第401飛行隊「(Cientistas)」 - 要撃

民間航空会社

脚注

外部リンク

関連項目


「Lajes Field」の例文・使い方・用例・文例

Weblio日本語例文用例辞書はプログラムで機械的に例文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「Lajes Field」の関連用語

Lajes Fieldのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



Lajes Fieldのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのラジェス航空基地 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。
Tanaka Corpusのコンテンツは、特に明示されている場合を除いて、次のライセンスに従います:
 Creative Commons Attribution (CC-BY) 2.0 France.
この対訳データはCreative Commons Attribution 3.0 Unportedでライセンスされています。
浜島書店 Catch a Wave
Copyright © 1995-2025 Hamajima Shoten, Publishers. All rights reserved.
株式会社ベネッセコーポレーション株式会社ベネッセコーポレーション
Copyright © Benesse Holdings, Inc. All rights reserved.
研究社研究社
Copyright (c) 1995-2025 Kenkyusha Co., Ltd. All rights reserved.
日本語WordNet日本語WordNet
日本語ワードネット1.1版 (C) 情報通信研究機構, 2009-2010 License All rights reserved.
WordNet 3.0 Copyright 2006 by Princeton University. All rights reserved. License
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
「斎藤和英大辞典」斎藤秀三郎著、日外アソシエーツ辞書編集部編
EDRDGEDRDG
This page uses the JMdict dictionary files. These files are the property of the Electronic Dictionary Research and Development Group, and are used in conformance with the Group's licence.

©2025 GRAS Group, Inc.RSS