ガルシア・イニゲス
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ガルシア・イニゲス(スペイン語:García Íñiguez, バスク語:Gartzea Eneko, 810年ごろ - 870年)は、第2代ナバラ国王(パンプローナ国王)(在位:851/2年 - 870/82年)。初代王イニゴ・アリスタの息子。コルドバで育ち、父王の晩年に王国の遠征軍を率いて成功した軍事指導者であった[1][2]。
- ^ 年代記作家イブン・ハイヤーンは、ベラスキタはガルシア・イニゲスの娘であると述べているが、ウズリーはベラスキタの父をパンプローナの領主サンチョとしている[10]。ウズリーの記述は歴史学者に好まれてきた[9][11]。この記録ではサンチョを「君主」としていること、また、イブン・ハルドゥーンが865年に「パンプローナの総督でバスク族の首長」としてサンチョを記していること、および「王」サンチョをアラゴン伯ガリンド1世・アスナーレスの婿とした867年の特許状から、アントニオ・ウビエト・アルテタはサンチョ・ガルセスの兄フォルトゥン・ガルセスがコルドバで捕らえられていた期間のうち、860年代半ばから後半にかけてパンプローナを支配していたのはサンチョ・ガルセスであったと示した[12]。
- ^ a b c Martínez Díez 2007, p. 23.
- ^ Lévi-Provençal 1953, pp. 11 and 14.
- ^ Gibb et al 1986, p. 1079.
- ^ Collins 1995, p. 267.
- ^ a b c Martínez Díez 2007, p. 25.
- ^ Collins 1990, p. 143.
- ^ a b Collins 2012, p. 45.
- ^ Salazar y Acha 2006, pp. 33–34.
- ^ a b Martínez Díez 2007, p. 24.
- ^ Carriedo Tejedo 1993–1994, p. 142.
- ^ Sánchez Albornoz 1959, p. 33.
- ^ Ubieto Arteta 1967, pp. 289–291.
- ^ Sánchez Albornoz 1959, p. 34.
- ^ Carriedo Tejedo 1993–1994, p. 144.
- 1 ガルシア・イニゲスとは
- 2 ガルシア・イニゲスの概要
- 3 参考文献
- ガルシア・イニゲスのページへのリンク