DP-64
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2026/05/17 04:11 UTC 版)
| DP-64 | |
|---|---|
|
DP-64と擲弾
|
|
| 種類 | 対水中用擲弾発射器 |
| 原開発国 | |
| 運用史 | |
| 配備先 | #運用国の項を参照 |
| 諸元 | |
| 重量 | 10 kg[1] |
| 全長 | 820 mm[1] |
| 全幅 | 110 mm[1] |
| 全高 | 275 mm[1] |
|
|
|
| 砲弾 | 榴弾、照明弾[1] |
| 口径 | 45 mm[1] |
| 有効射程 | 400 m[1] |
DP-64(ロシア語: ДП-64)は、ソビエト連邦で開発された対水中用の擲弾発射器[1]。愛称はネプリャドヴァ(ロシア語: Непрядва)[2][3]。
開発
艦艇や沿岸施設などを敵フロッグマンから防御する目的で開発された携行式の擲弾発射機で、1970年代後半からソ連軍で運用されていたDP-61の後継モデルである[1]。
設計
銃身の直後に小型のブリーチ機構があり、その後ろに衝撃吸収用のゴム製パッドを備えた肩当て部がある[1]。銃身下部にはグリップとトリガー、フォアグリップが配置されており、照準器は光学照準器とアイアンサイトの2種が用意されている[1]。
単銃身だったDP-61に対し、DP-64は上下二連の銃身を持っており、トリガーガード上部にある切換レバーで射撃する銃身を選択するようになっている[1]。また、DP-61が55ミリ口径の擲弾(艦載用のMRG-1多連装擲弾発射機と同型)を使用し、大威力ではあるものの閉所での射撃や小型艦艇での運用に問題があったことから、より軽便な45ミリ口径の擲弾を使用する[1][3]。直接/間接照準射撃に対応しており、ヘリコプター内からの射撃も可能で、有効射程は400メートルである[1][2]。装填は後装式で、ブリーチ機構を左側に回転させて開き、銃身に擲弾を装填する仕組みである[2][4]。
使用する擲弾は、発見・指示用のSG-45照明弾と攻撃用のFG-45榴弾、UG-45榴弾が用意されており、重量はいずれも650グラムである[2]。SG-45照明弾は敵フロッグマンの位置を発見・指示するために使用され、着発信管により水面に着弾後赤色に発光し、50秒間の照明能力がある[1][2][3][注釈 1]。FG-45榴弾はフロッグマンを攻撃するための水中炸裂型の榴弾で、圧力信管により事前に設定した深度で炸裂する[1][2][3]。炸裂深度は2段階に切り替えることができ、最大深度は40メートル、殺傷半径は14メートルである[1][2][注釈 2]。UG-45榴弾については、詳細な性能は不明[2]。
運用国
脚注
注釈
出典
参考文献
- Charlie Cutshaw (1998) (英語). The New World of Russian Small Arms & Ammo. Paladin Press. ISBN 9781440218316
- Richard D. Jones, ed (2011) (英語). Jane's Infantry Weapons 2011-2012. Janes Information Group. ISBN 978-071062947-0
- 床井雅美『現代サポート・ウェポン図鑑』徳間書店、2008年8月15日。 ISBN 978-4-19-892836-0。
関連項目
- DP-64のページへのリンク