DNSゾーン転送とは? わかりやすく解説

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DNSゾーン転送

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/03/01 06:53 UTC 版)

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DNSゾーン転送 (DNS zone transfer) とは、DNSサーバが持つ「ゾーン情報」を他のDNSサーバから取得し、同期する仕組み。通常はDNSサーバ同士の情報の同期に用いられる。

動作の概要

あるドメインに関する名前解決の情報は DNSゾーン (DNS zone) と呼ばれ、そのデータはDNSサーバが管理している。DNSサーバの可用性を向上し安定した稼動を実現するためには、このゾーンファイルを持っているサーバを複数用意することが一般的である。

たとえばウィキペディアのドメイン wikipedia.org のDNSゾーンは、プライマリとして ns0.wikimedia.org 、セカンダリとして ns1.wikimedia.org , ns2.wikimedia.org が管理している。これらのサーバが同じ情報を共有するためには、プライマリサーバ(親機)からセカンダリサーバ(子機)へゾーン情報を同期させるための手段が必要になる。

あるドメインに関するゾーン情報を他のサーバからまるごと取得要求するAXFR (Authoritative xfer)が一般的に用いられるプロトコルで、一部分を差分で取得要求するIXFR(Incrememtal xfer)などもある。(xfer はtransfer の略語)

ゾーン転送の方法

ウィキペディアのドメインに関するゾーン情報は一般に公開されており、誰でもウィキペディアのゾーン情報を受け取ることができるようである。 たとえば、下記のコマンドラインを実行する。

 [[nslookup]] 
 
 server ns0.wikimedia.org
 
 ls -d wikipedia.org > wikipedia.org.zone.txt




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