ジクロロインドフェノール
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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/08/13 21:22 UTC 版)
ジクロロインドフェノール | |
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2,6-dichloro-4-[(4-hydroxyphenyl)imino]cyclohexa-2,5-dien-1-one |
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別称
dichloroindophenol (DCIP);
2,6-dichloroindophenol; |
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識別情報 | |
3D model (JSmol)
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ChEBI | |
ChEMBL | |
ECHA InfoCard | 100.012.254 |
KEGG | |
CompTox Dashboard (EPA)
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特性 | |
化学式 | C12H7NCl2O2 |
モル質量 | 268.1 g mol−1 |
特記なき場合、データは常温 (25 °C)・常圧 (100 kPa) におけるものである。 |
ジクロロインドフェノール(DCIP)は青色で還元により無色となる酸化還元指示薬。ジクロロフェノールインドフェノール(DCPIP)ともいう。
性質
そのままでは水に不溶であり、通常は暗緑色のナトリウム塩(CAS 620-45-1)として流通している。 弱アルカリ性水溶液において青色を呈し、吸収極大は600 nmである。ただし酸性条件では薄い赤色となる。 還元されると無色になる。
利用
呼吸鎖や光合成の電子伝達系の酵素反応の実験に用いられる。ビタミンCの定量にも使われるが、溶液が酸性になっている場合には青でなく薄い赤色を呈する。
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