ミュールクライス線とは? わかりやすく解説

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ミュールクライス線

(142号線_(オーストリア) から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/08/18 02:42 UTC 版)

オーストリア国鉄
路線番号 142
路線総延長 58 km
軌間 1435 mm
最大勾配 46 パーミル
最小半径 112 m
最高速度 80 km/h

ミュールクライス線ドイツ語: Mühlkreisbahn)は、オーストリア国鉄の鉄道線の名称である。路線番号は142。オーストリア国鉄の他の路線と接続していないが、起点のリンツ・ウアファー駅はリンツの都心近くに位置し、リンツの郊外鉄道の一つとなっている。

運行形態

快速と普通について説明する[1]

快速「レギオナルエクスプレス(REX)」

  • リンツ - ロッテネク - アイゲン
    一日あたり、平日・土曜はリンツ→ロッテネクが1本、アイゲン→リンツが2本の運行。
    過去の運行形態
    2018年以前は、一日当たりリンツ→アイゲンが3本、リンツ→ロッテネクが平日のみ1本、アイゲン→リンツが平日のみ2本の運行であった。リンツ→アイゲンの3本は、プーヘナウに停車していた他、一部はエッピングを通過していた。リンツ→ロッテネクの列車は、ヴァルディングを通過していた。アイゲン→リンツの列車のうち1本はプーヘナウ西駅を通過していた。
    2018年末に、アイゲン行の3本が各駅停車になり、普通格下げとなった。
    2020,21年度に限り、リンツ→アイゲンの列車が、各駅停車で一日1本に限り運行していた。この列車は休日も運行していた。
    2023年度より、西行もヴァルディング停車となった。
    2024年度より、全列車プーヘナウ西駅停車となった。

普通

  • リンツ - アイゲン
    大部分がリンツ~ロッテネクの区間運転で、平日は30分間隔、休日は1時間間隔の運行。ただし、午前中には時間帯によっては本数が少なく、また夕方は15分間隔で運行される。北にいくほど本数が漸減し、ノイハウスまでは1~2時間間隔、終点アイゲンまで運行される便は2時間に1本の運行となる。
    2018年以前は、終点アイゲンまで運行される便は一日6.5往復しか無く、快速と合わせて2~4時間間隔の運行となっていた。

駅一覧

以下では、オーストリア国鉄142号線の駅と営業キロ、停車列車、接続路線などを一覧表で示す。

  • 種別
    • REX:快速
    • R:普通
  • 停車駅
    • 印:全列車停車
    • 印:一部通過
    • 印:一部停車
    • |印:全列車通過
路線名 駅名 駅間営業キロ 累計営業キロ REX R 接続路線 所在地
142 リンツ・ウアファー駅 - 0.0  リンツ市電 オーバーエスターライヒ州 リンツ市
プーヘナウ駅 3.6 3.6   ウアファー郊外郡
プーヘナウ西駅 1.3 4.9  
アハライトナージードルング駅 1.6 6.5  
デュルンベルク駅 1.5 8.0  
オッテンスハイム駅 1.4 9.4 ▼∧  
ヴァルディンク駅 2.1 11.5  
ロッテネク駅 1.8 13.3  
ラッケン駅 4.9 18.2  
ゲアリンク駅 1.8 20.0  
ノイハウス・ニーダーヴァルトキルヒェン駅 6.4 26.4   ローアバッハ郡
クラインツェル駅 2.4 28.8  
ノイフェルデン駅 4.2 33.0  
イグルミューレ駅 6.2 39.2  
ハスラハ駅 4.4 43.6  
ローアバッハ・ベルク駅 5.1 48.7  
エッピンク駅 3.1 51.8  
シュレーグル駅 5.0 56.8  
アイゲン・シュレーグル駅 0.8 57.6  

Linzer Verbindungsbahn

以前、リンツ・ウアファー駅とオーストリア西部鉄道はリンツ鉄道橋を通る非電化単線のLinzer Verbindungsbahnで結ばれており、貨物列車や回送列車が運転されていた。リンツ鉄道橋は架け替えのため2016年に閉鎖撤去され、新しい橋は2020年完成の予定である。

脚注・出典

  1. ^ Fahrplanbilder (ドイツ語)



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