齋藤鶴吉とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > 齋藤鶴吉の意味・解説 

齋藤鶴吉

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/06/26 19:23 UTC 版)

齋藤 鶴吉(さいとうつるきち、1933年1月[要出典] - )は日本チェロ奏者(チェリスト)、音楽家、音楽活動家。NHK交響楽団団友、横浜室内楽協会代表、一般社団法人横浜音楽文化協会特別顧問。妻は横浜市助役を務めた齋藤龍[1]

来歴

東京に三兄弟の末子として生まれる。長野県大町高等学校を卒業。[要出典]

9歳年長の次兄で作曲家の筆名斎藤高順(本名齋藤孝順)[2] の影響でチェロを始め、堀内静雄、広田幸夫、吉田貴壽、小沢弘に師事。[要出典]

1957年に東京芸術大学音楽学部器楽科を卒業。海野義雄らと、アカデミー弦楽四重奏団を結成。絶大な人気を博し全国で華々しい演奏活動を行う。[要出典]

1958年、東京芸術大学音楽学部音楽専攻科修了。旧姓渡邊龍と結婚。[要出典]横浜市磯子区に居住を始める[1]NHK交響楽団に入団。併行して、アルス弦楽四重奏団、オルビス弦楽四重奏団、古典音楽協会、のチェリストとして活動[要出典]

1978年、地元横浜に根ざした演奏活動を志向し、植村泰一、齋藤龍と 横浜室内楽協会を設立する[要出典]。「横浜室内楽シリーズ」横浜美術館に於ける「東西の風シリーズ」など33回のコンサートに対し、1991年に、第40回 横浜文化賞を横浜室内楽協会として受賞した[3]

プロデュースと演奏において、1980年頃から2000年頃にかけて、横浜市磯子区主催「N響メンバーによる磯子コンサート」全20回、NHK横浜放送局「NHK横浜室内楽」のプロデュースと演奏、近郊都市や地域における「N響メンバーによるコンサート」のために、地域での活動をおこなった。[要出典]

1988年、横浜音楽文化協会を設立[4]。初代会長に山田一雄を迎える[要出典]

1989年、NHK交響楽団を定年(55歳)で退職[5]

1993年、横浜音楽文化協会会長に就任。「ヨコハマ・ワーグナー祭」「よこはまマリンコンサート」など継続事業の基礎をつくる。[要出典]

昭和音楽大学尚美学園大学 及び 尚美ミュージックカレッジ専門学校 の前身「尚美高等音楽学院」「尚美音楽短期大学」「東京コンセルヴァトアール尚美」「尚美学園短期大学」「専門学校 東京コンセルヴァトアール尚美」「専門学校東京ミュージック&メディアアーツ尚美」講師を務めた[要出典]

このほか、全日本高等学校吹奏楽大会in横浜(第1回 - 第6回)や、東京国際ギターコンクール、日本ハープコンクールの審査員(ハープコンクールについては審査委員長も)を務めた[要出典]

特製チェロ

イタリアの弦楽器名工 マリノ・カピキオーニ英語版に、恩師の吉田貴壽を介して特注、直接書簡を交わしながら、1960年に齋藤のためのチェロが製作された[6]

CD

  • 『齋藤鶴吉チェロリサイタル 典雅なるバロックの調べ』(チェンバロ共演:ローラン・テシュネ) 横浜室内楽協会、1999年 
  • 『ララバイ 〜チェロとハープ愛奏曲集』(ハープ共演:斎藤葉(長女)FONTEC、2004年 (FOCD20042)

脚注

  1. ^ a b “チェロ奏者・齋藤鶴吉さんにお話を伺いました”. 磯子Magazine. (2009年6月20日). http://isomaga.com/topics/090620_isogo_concert.htm 2018年6月16日閲覧。 
  2. ^ 斎藤高順回想録:音楽との出会い - 小津安二郎の映画音楽 Soundtrack of Ozu)
  3. ^ 横浜文化賞過去の受賞者一覧 - 横浜市文化観光局
  4. ^ - 横浜音楽文化協会
  5. ^ 佐野之彦『N響80年全記録』文藝春秋、2007年9月25日。取材を受けた談話が多数掲載されている。
  6. ^ News 第56号(2020年10月31日発行) - 日本チェロ協会



英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  
  •  齋藤鶴吉のページへのリンク

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「齋藤鶴吉」の関連用語

齋藤鶴吉のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



齋藤鶴吉のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの齋藤鶴吉 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS