青木龍馬
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/07/17 18:52 UTC 版)
あおき りゅうま
青木 龍馬
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生誕 | 1969年7月20日(55歳) 日本・東京都千代田区 |
国籍 | ![]() |
職業 | 編集者(1990年 - ) プロデューサー(2002年 - ) |
活動期間 | 2007年 - |
著名な実績 | 秋葉原映画祭・M:漫画絵夢アートフェア |
代表作 | 秋葉原映画祭 漫画家アートプロジェクト |
青木 龍馬(あおき りゅうま、1969年7月20日 - )は、日本の編集者・プロデューサー。東京都出身。秋葉原映画祭の創設者(ファウンダー)であり、漫画家によるアートプロジェクト「M:PROJECT」の統括も務める[1]。
経歴
少年時代から好奇心旺盛で、アルバイトが可能になった16歳からの3年間で約80種類の職種を経験する。 その後、大手出版社でのアルバイトをきっかけに「編集者になる!」と決意し、1990年にアポロ出版へ入社。
「30歳で年収1,000万円」を目標に掲げ、1994年に英知出版へ転職。
1997年、「考えるより先に動け!」の行動で、当時求人倍率400倍とも言われたリクルートへの転職を果たす。配属先は、編集者として、起業支援誌「アントレ (情報誌)」。
1999年、ディップ (企業)の新規事業の立ち上げに参画しつつ、同時期にリクルート時代の先輩の誘いでデジットブレーンへ転職。 同社にて「i-CAREER」「i-CAST」の副編集長を務める。
2002年、IT大手のサイバーエージェントに転職。「Ameba」設立に参画。主にメディア部門の新規事業構築、新規媒体の立ち上げに従事する。フジテレビの深夜枠で放送していた「千枚谷」プロデューサー。「恋愛虫」など、秋元康氏の企画を主に担当する。サイバーエージェント退職後は、さまざまなIT企業に席を置き、「Samantha City」、「GUNDAM.INFO」、「Goo MAGAZINE」など、多くのWeb媒体をプロデュースする。
2007年、株式会社Kingを設立し、代表取締役に就任。起業後は、地元・秋葉原を中心に、店舗(秋葉原 神TOWER、AKIBAドラッグ&カフェ 他)や人材(ガイ悟空人、おっPサンバ 他)のプロデュースおよびメディア事業に関するコンサルティング業務を行う。
2015年、第18回統一地方選挙(千代田区議会議員選挙)に、次世代の党の公認を受けて出馬し、落選。その他、一般社団法人千代田産業振興会代表理事、日本のこころ (政党)千代田区議会支部長。
2016年、地元の秋葉原に根付く文化催事の実現と日本のポップカルチャーを世界へ発信すべく、「秋葉原映画祭」[2][3]を開催。企画から運営、実行委員長と統括プロデューサーを兼任している。
2019年、第19回統一地方選挙・千代田区議会議員選挙に無所属で出馬。いくつかの国政政党からの支援の申し出を断り、完全無所属として立候補した。 のちに石川雅巳千代田区長から公認の支援を受けたが、結果は落選。以降、「政治には表立って関わらない」との姿勢を表明している。
2020年、千代田区社会福祉協議会の田邊恵三会長から相談を受ける形で、財団法人日本ウエルネスマージャン・フレイル予防協議会の発展に関わることとなり、麻雀の知識が全くない状態ながら事務局長に就任。
2021年4月、高齢者のフレイル予防と健康麻雀の普及を目的に、テレビ番組『宝田明の猫でもわかる!ウエルネスマージャン・初心者教室』[4](TOKYO MX)の企画・制作を手がけ、同番組は2021年4月から6月にかけて放送された。
2024年11月、秋葉原国際映画祭の開催に際し、AKIBA観光協議会より協力要請を受け、特別顧問として企画と運営支援を行った[5]。
2024年、漫画家と新たな仕事の創出を目的とした「M:PROJECT(エム・プロジェクト)」を主宰。『漫画家とつなぐ』をコンセプトに、作家と個人、企業を橋渡ししながら、創作活動の場を広げることを目指している。第一弾として、漫画家の画力を活かしたアート作品を制作・展示・販売する「漫画家アートプロジェクト」を展開。現役の人気作家が、自身の世界観をアートとして表現する試みは国内外で注目され、2025年にはフランスの大手メディア「L'internaute(リナルノート)」にて紹介された[6]。
2025年7月、漫画家が自らのIPでアート表現に挑む「M:漫画絵夢アートフェア」を、原宿・ハラカド内のBCBCギャラリーにて開催。クラウドファンディング(CAMPFIRE)による先行販売は目標には届かなかったが、企画内容が高く評価され、支援後に冠スポンサーが決定した[7]。
著書
- [自助論] ワンピースな生き方。(単行本 – 2015年6月20日発行、ISBN 978-4-89595-879-0)メタモル出版刊行
- [新訳・自助論] ワンピースな生き方。[8](単行本 – 2018年4月10日発行、ISBN 978-4-8149-2002-0)ゴマブックス刊行
- リクルートOBのすごいまちづくり(単行本 - 2019年6月6日発行、ISBN 978-4-907338077)世論社刊行
出典
- 「秋葉原映画祭2019」開催決定、メイン会場は12月オープンの神田明神ホール(2018年10月19日)
- 「君の名は。」で合唱、「キンプラ」で応援!秋葉原映画祭2018の全上映作が発表(2018年4月10日)
- 「シンゴジ」「キンプリ」「ガルパン」を発声可能上映、第2回秋葉原映画祭が開催(2017年3月9日)
外部リンク
脚注
- ^ “M:PROJECT - 漫画家の描く“原作のないアート展””. CAMPFIRE. 2025年7月17日閲覧。
- ^ 「パトレイバー」「ラブライブ」など上映する秋葉原映画祭が開幕、アイドルライブも映画ナタリー(2016年1月4日)
- ^ 新たな潮流? アキバ発新映画鑑賞法 テレビ東京 ゆうがたサテライト(2019年01月17日)
- ^ 宝田明校長が贈る健康マージャン初心者教室開校TOKYO MX(2021年4月8日)
- ^ “秋葉原国際映画祭2024が開催。アニメと実写が交差する“街なか映画祭””. テレビ東京プラス+ (2024年11月10日). 2025年7月17日閲覧。
- ^ “Expositions, ventes d’originaux : le manga à la conquête d’une légitimité au sein de l’art contemporain” (フランス語). L'internaute (2025年7月8日). 2025年7月17日閲覧。
- ^ “漫画家が自身のIPで“アート”表現、原宿で「M:漫画絵夢アートフェア」開催”. コミックナタリー (2025年7月10日). 2025年7月17日閲覧。
- ^ 校長先生から6年生への最後の授業 小笠原村立小笠原小学校(2019年3月12日)
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