長峰 竹芳とは? わかりやすく解説

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長峰竹芳

長峰竹芳の俳句

かいつぶり今日のことだけ考へる
これからのわが十年や更衣
さくらから次第に遠きものを見る
つみとがは人にこそあれ衣被
ときに愁ひありけり土用鰻の日
どの景色にも老人のゐるひぐらし
ひと粒の希土類磁石小鳥来る
ぼうふらはときどき天を目指しけり
エイプリルフールアーミーナイフ研ぐ
ソーダ水昭和の疲れいまもあり
ハモニカは昭和の楽器燕去る
モナリザの顔も見飽きしラムネかな
一日中誰かゐる冬木のうしろ
亀鳴くを待つ晩成のこころざし
二液性接着剤の夜長かな
何事もなき日の疲れ水中花
何本も人の足ゆく敗戦忌
何本咲いても水引草の花であり
冬に入る夫婦の誤差を持ちつづけ
口中に舌あり春の夜空あり
口笛の秋やだんだん傾ぐ街
吉備津彦神社蜥蜴の尾の長し
国籍を同じうしたるラムネかな
夏繭の中は未明の色ならむ
大徳寺納豆一粒づつ春へ
夫婦相和さず桜の下にあり
対岸も幸せな冬かもしれず
振り向けば故人坐れば法師蟬
新松子ほどの幸せでもいいか
柔らかきところがありぬ春の山
椿落ち滅多なことがたまにある
沙羅の花この世に生まれ合はせたる
派出所の裏の広さや羽抜鷄
湖を見るみんな五月の顔をして
物言はぬ鸚鵡八月とは暗し
猫じやらし人が笑へば揺れるなり
瓢簞を愛で東京で齢をとる
登りたきほどの木もなし秋の暮
糸蜻蛉交めば昨日すでになし
綿飴にたどりつきたる秋思かな
耳掻いて秋を身近にしてゐたり
落魄のごとし干鱈の旨き夜は
葱食べて水底のしづけさにをり
行きどころなきどんぐりを拾ひけり
豆腐屋の前から寒くなりにけり
赤とんぼ昭和の石をつかみけり
陽炎の真ん中をゆく齢かな
鳥雲に入る人間は旅に出る
鳴きそびれたる亀乾く石の上
黄落や読むには読みし歎異抄
 




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