運び屋・ラバ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/10/27 08:37 UTC 版)
ナビゲーションに移動 検索に移動運び屋・ラバ | |
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ジャンル | 青年漫画 |
漫画 | |
作者 | オオヒラ航多 |
出版社 | 日本文芸社 |
掲載誌 | 週刊漫画ゴラク、ゴラクエッグ |
レーベル | ニチブンコミックス |
巻数 | 全2巻 |
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『運び屋・ラバ』(はこびやらば)は、オオヒラ航多による漫画。『週刊漫画ゴラク』(日本文芸社)において、2019年4月5号と2019年7月12日号にて読み切りで掲載され、以降は同社のWEB漫画サイト『ゴラクエッグ』にて連載。単行本2巻にて完結を迎えた。
あらすじ
主人公のタクシードライバー「ラバ」は、如何なるモノも必ず運び届ける「ラバタクシー」を生業としている。とあるヤクザより依頼を受け、訪れた場所にはあったのは一人の女の死体。その"荷物"を運ぶ為、ラバは仕事を受ける上での絶対条件である「ワンメーター1万円」を提示するが、その金額と「ただのタクシーである事」に不服を覚えたヤクザは、拳銃をラバへと突き付けタダで運ぶように脅しをかける。
登場人物
- ラバ
- 如何なる物でも「ワンメーター1万円」で最速で運び届けるタクシードライバー。 タクシーでありながら、走り屋のスポーツカーをも容易に振り切る超絶的なドライビングテクニックを持つ。また、銃器の扱いと格闘術にも長け、一対多数の状況であっても敵方を制圧する圧倒的な戦闘力も有する。運び屋タクシー業を営む以前は、全国の裏社会にネットワークを持つ運び屋組織"駄獣"に「黒ラバ」というコードネームで所属していたが、とある理由によって組織から抜け、現在は敵対している。「ラバ」という名前は、英語で運び屋の語源となった「騾馬」を由来としている。
- ヨンミ
- ラバの相棒にして整備士の女子高生。その見た目からは想像がつかないメカニックの技術と知識を持つ。さらに、どんな相手にも物怖じしない胆力を持ち、ラバからの信用も厚い。運び屋組織"駄獣"のボスの非嫡出子で、ラバが組織を抜けた際に連れ出され、ラバとタンクと共に生活を送っていた。
- タンク
- ヨンミの養父。銃器や爆弾と、どんな物でも調達する「道具屋」。ラバとは"駄獣"時代からの付き合いがある友人。
- 白ラバ
- "駄獣"に属する運び屋。ラバの実弟で、顔の半分を覆うほどの傷と、一部白髪化した頭髪以外はラバと瓜二つ。昔は兄であるラバを尊敬していたが、自身を置いて"駄獣"を抜けたラバに対し、歪な執着心と恨みを抱いている。
- トナカイ(馴鹿)
- ラバが運ぶ荷物を狙うヤクザに雇われていた"駄獣"の若者。大振りのナイフを二刀持ちし、軽いフットワークを活かしてラバに襲いかかる。
- "駄獣"のボス
- 運び屋組織"駄獣"のボスという座にありながら、その素性や顔は組織の幹部にも晒す事が無いという、謎多き人物。その顔を知るのは、愛人として抱えていた複数の女性たちだけだったが、自身の秘匿性を高める為か、ついにはその女性たちをも消してしまおうと部下へ指令を出していた。ヨンミの血縁上の父にあたる。
- レイ
- ヨンミの実母。"駄獣"のボスの愛人の一人だが、ヨンミと共に生きる為にその状況を選んだに過ぎず、ボスへの愛情は無かった。後に、レイを殺害するようにラバと白ラバへボスからの指令がくだり……。
書誌情報
- オオヒラ航多 『運び屋・ラバ』 日本文芸社〈ニチブンコミックス〉、全2巻
- 2020年2月19日初版発行、ISBN 978-4-537-14203-7
- 2020年10月17日初版発行、ISBN 978-4-537-14295-2
出典
外部リンク
- 運び屋・ラバ -日本文芸社公式サイト
- 運び屋・ラバのページへのリンク