衝撃熱応物質
出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』 (2021/05/31 04:23 UTC 版)
ナビゲーションに移動 検索に移動衝撃熱応物質（しょうげきねつおうぶっしつ、Ballotechnics）とは、化学の世界で、極端な圧力をかけたときに化学反応を起こす物質のことを指す。この圧力は数万気圧のオーダーであり、化学反応は物質に伝わる衝撃波によって引き起こされる。反応は体積の変化をほとんど伴わずに進行するため、「爆発的」ではなく、エネルギーは仕事ではなく熱として放出される[1]。
研究
衝撃熱応物質に関する研究の殆どはサンディア国立研究所で行われているが[2]、担当者は核兵器の研究ではなく、主に化学やシミュレーションの研究を実施している。また、ジョージア工科大学でも研究が行われている[3]。
出典
- ^ Boslough, M. B. (1989). “A thermochemical model for shock-induced chemical reactions in porous solids: Analogs and contrasts to detonation”. Portland, OR
- ^ Graham, R. A.; Anderson, M. U.; Horie, Y.; You, S.-K.; Holman, G. T. (1993). “Pressure measurements in chemically reacting powder mixtures with the Bauer piezoelectric polymer gauge”. Shock Waves (Berlin / Heidelberg: Springer) 3 (2): 79–82. Bibcode: 1993ShWav...3...79G. doi:10.1007/BF02115887.
- ^ Xu, X.; Thadhani, N. N. (2004). “Investigation of shock-induced reaction behavior of as-blended and ball-milled Ni + Ti powder mixtures using time-resolved stress measurements”. Journal of Applied Physics 96 (4): 2000–2009. Bibcode: 2004JAP....96.2000X. doi:10.1063/1.1773380.
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