美世志会
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2013/01/18 07:08 UTC 版)
美世志会(みよしかい)は、東日本旅客鉄道労働組合(JR東労組)で結成された浦和電車区事件の被告たち(有罪確定)のことである。JR東労組から全面的に支援されている。
概要
当該の被告とされるJR東労組大宮地本副委員長ら組合員7名が、浦和電車区において日本鉄道労働組合連合会(JR連合)のキャンプに参加した青年組合員を、組合脱退及び退職強要させたことで2002年(平成17年)11月1日に強要罪の容疑で、逮捕・勾留される。7名は警視庁本部を含む7警察署の留置場へ別々に勾留された。7名の身柄は、2002年12月中旬以降、順次「東京拘置所」へ移され、翌年の2003年(平成15年)10月10日に「保釈」となり、独居房での長期勾留から解放された。勾留期間が344日だったことや、不当な弾圧を行う世の中に対して、平和・人権・民主主義を守り、明るい未来をつくるために、344という数字を漢字に読み替えて、(3=み=美、4=よ=世、4=し=志)美世志会と名付けられた。捜査および取調等に対して、警視庁公安部公安二課が主導し、JR東労組の弱体化を図るための一段階として、本事件を強要罪として作り上げたでっちあげおよび冤罪としている。 2012年2月6日、最高裁判所は上告棄却する判断を下した。 事件後、JR東日本側は6名を懲戒解雇処分(7名のうち1名は既に自己都合退職)としたが、現在はJR東労組の専従職員となっており、現在も事件はえん罪であるとして活動を続けている。
外部リンク
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