粉末散布車 (陸上自衛隊用)とは？わかりやすく解説

粉末散布車（ふんまつさんぷしゃ）は、陸上自衛隊が装備する化学消防車の一種^[1]。陸上自衛隊での消火活動に使用される^[1]。化学火災に限らず、一般火災でも使用可能^[1]。化学火災では、液体散布車と行動を共にすることでより強力な消火能力を発揮できる^[2]。

特徴

火災に際し、粉末化学消火剤を散布して消火する^[1]。粉末散布には窒素ガスを使用している^[2]。一般火災にも使用できるが、とくに化学火災でその威力が発揮される^[2]。

非常に有力な装備だが、欠点として散布する消火剤のコスト（値段）が高いことが挙げられる^[2]。このため、大宮駐屯地の中央特殊武器防護隊にのみ配備されている^[1]^[2]。

^ ^a ^b ^c ^d ^e ^f ^g ^h ⁱ ^j ^k 朝雲新聞社出版業務部編『自衛隊装備年鑑 2018-2019』朝雲新聞社、2018年7月25日、66頁。ISBN 978-4-7509-1039-0。
^ ^a ^b ^c ^d ^e 矢作真弓『自衛隊装備完全図鑑』コスミック出版、2019年10月25日、60頁。 ISBN 978-4-7747-8702-2。