柏田浪雅とは? わかりやすく解説

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柏田浪雅

柏田浪雅の俳句

きらきらと陸奥の国より今年米
つばくらめ風のカフカの住みし家
びひどろに注げば古酒の鳴きにけり
もとの名は福武書店つばくろめ
ファウストを誘はんとて朧月
一冬の榾を起こしにかかりたる
一木に凭れて花の重きこと
一木の言ひたきことを蟬の声
乳噛むはことばの始め風花す
代田幾重ことば愛しき国といふ
偽善者と呼ばれ線香花火点け
冬晴や宿生木といふさびしき木
前の世のこと大綿に逢うてより
勾玉をつけ露の夜にもどりくる
十二月新宿の水立ちて飲む
南風アスパラガスを食べながら
唖蟬で通し花野へ落ちにけり
地中海をわが海とよぶ麦刈りて
寒林という海底を行くごとし
寒林のどこかを掃いているらしき
悴みて水のにほひの方を向く
抗ひし日の母のをり桃啜る
捩花や身をはなれゆく文字・数字
昨夜までは苦き海鞘とぞ思ひける
歌はれし娘のごと踊る白夜なり
煮凝や眠れぬ夜は風聞かん
父を訪ふ夢に色なし石蕗の花
牧神の杖つくところから花野
疎まれし顔を映せば源五郎
疲れなき槐多の南風掛時計
眷族に人も交へて冬の雷
秋冷のビール哀しき歌ばかり
笹子鳴き時をかけらとしてしまふ
紅葉照る奥の四阿訪うてこよ
職退くや聞こえはじめし滝の音
花浴びの童が忽と仏弟子
草に寝て涼しき星に生れしこと
草枕身のうちそとを蛍とび
落葉松は黄に弦楽器四重奏
蟬穴は地に彫る眼修司の忌
蟹の目の大きくなりて波浴びる
越前の辛み大根添へてあり
鍬打つて涼しき土となりにけり
雪吊りをしつらへてより静もりぬ
霾や徐々に威嚇の顔となる
餅搗いて人待ちをれば時鳥
香草を含みて噛みて雲の峰
馬の目は長かり薔薇のブランケット
骨酒やもみづる夜の声聞かん
黄落や素描の馬の走り出す
 




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