杜習とは? わかりやすく解説

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杜習

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/03/11 05:21 UTC 版)

杜習(と しゅう)は、紀元2世紀の中国、後漢の人物である。生没年不明。西暦111年に、反乱を起こした杜琦を暗殺した。討姦侯

杜習は元役人で、漢陽郡の太守趙博の部下だった[1]永初5年(111年)9月、漢陽郡で杜琦が反乱を起こすと、安帝は杜琦の首に賞を懸け、列侯の地位と銭百万を約束した[2]。趙博は刺客として杜習を送り、この年の12月に杜琦を刺し殺させた[3][2]。杜習はこの功績で討姦侯に封じられ、銭百万を与えられた[2]。その後の事績は知られない。

脚注

  1. ^ 『後漢書』巻5、安帝紀第5、永初5年の李賢注に引く『東観漢記』。早稲田文庫『後漢書』本紀2の29頁注9。
  2. ^ a b c 『後漢書』巻87、西羌伝第77、東号子麻奴。
  3. ^ 『後漢書』巻5、安帝紀第5、永初5年。早稲田文庫『後漢書』本紀2の28頁。

参考文献

    • 渡邉義浩訳、『後漢書』本紀一、二(早稲田文庫)、早稲田大学出版部、2022年、2023年。

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