杉浦圭祐とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 固有名詞の種類 > 人名 > 作家 > 歌人 > 歌人 > 杉浦圭祐の意味・解説 

杉浦圭祐

杉浦圭祐の俳句

おおぜいで琵琶湖にゆけば雪が降る
かなかなや木の国の木の家にいて
かの人はいつよりか留守石榴の実
かろうじて透明であり秋の水
どの木よりつくつくぼうし始まるか
もう一度女を起こす冬の月
やみくもに二塁を回る夏の雨
ゴールデン・ウイーク大きな水溜り
テーブルがただ大きくて夜の長し
一旦は土に下ろして菊の束
七〇二頁に蜘妹の子の死骸
三人で熊野に帰る夏の月
上向きの岩滝水を受け止める
全身が秋天とつながつておる
全身の傷を見せ合う鯨汁
八方に撥ねる檸檬を洗う水
十字路を重ねて京の寒さかな
印刷の機械のそばに蚊を叩く
右の手の火傷の跡に猫じゃらし
墓に来たことで八月始まりぬ
夏草を時速八十キロで過ぐ
夏蒲団めくりて父よ話がある
夏野行くどこが中心とも知らず
夕立のなか走つても走つても
夜の雪聞こえているし解つている
大滝を拝むところに火の匂い
子に見えぬ粉降りしきる晩秋
寒夜この人とこうしてここに居て
少年の嘘のひろがる木下闇
山の雨百合は花粉に汚れけり
岩覆う白き天より那智の滝
弟を泣かすまで撃つ水鉄砲
微震あり木の芽に水のゆきわたる
憧れの蛇に覚えてもらいけり
暗闇に蟇飼う大家族
板の間に寝転ぶ長き裸かな
桜落つ一枚二枚そして朝
橋渡る時みな夏の川をみる
水着きてコクトー好みの人になる
水鳥の目を流れゆく水ばかり
泣きそうなほんとのような春の夢
滝水にまぎれて落ちるしろきもの
濡髪のままに出でゆく春の闇
火事を見て何も買わずに帰りけり
父親の影歩き出す青簾
父親の秘密を握りラムネ飲む
猪は棒一本で運ばるる
秋草のなかに黒猫身構える
竹藪にはさまれている青田かな
背の高き子が鬼となる春の宵
 




固有名詞の分類


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「杉浦圭祐」の関連用語

杉浦圭祐のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



杉浦圭祐のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
現代俳句協会現代俳句協会
Copyright(C) 現代俳句協会

©2025 GRAS Group, Inc.RSS