普賢山天文台とは? わかりやすく解説

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普賢山天文台

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/08/25 08:32 UTC 版)

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普賢山天文台
普賢山天文台
韓国における位置
運営者 韓国天文研究院
コード 344
所在地 大韓民国慶尚北道永川市
座標 北緯36度09分53.19秒 東経128度58分35.68秒 / 北緯36.1647750度 東経128.9765778度 / 36.1647750; 128.9765778
標高 1,124メートル (3,688 ft)
開設 1996
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普賢山天文台
各種表記
ハングル 보현산천문대
漢字 普賢山天文臺
発音 ポヒョンサン チョンムンデ
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普賢山天文台 (ポヒョンサンてんもんだい、英: Bohyunsan Optical Astronomy Observatory, 略称:BOAO)は、大韓民国韓国天文研究院が運用する天文台である。

慶尚北道永川市青松郡にまたがる普賢山(보현산、標高1,124m)の山頂に位置し、韓国最大の口径180cm反射望遠鏡を備える光学天文台として、1996年4月に竣工した。恒星と銀河の研究、小惑星の発見、太陽フレア観測、太陽系外の惑星探索などに関する観測を行っている。

敷地内には見学者を受け入れるビジターセンターを併設しており、公開日には天文に関する一般向けの講演会が行われている。

機器

  • リッチークレチアン式反射望遠鏡(口径180cm)
  • 太陽フレア望遠鏡(口径20cm 2台、口径15cm 2台の計4台)

観測

2000年に小惑星を発見し「普賢山」(34666 Bohyunsan)と命名した。その以降にこの天文台で発見された小惑星は「許浚」「金正浩」「李純之」など、歴史上の学者に因んで命名されている。

2005年1月より日本の岡山天体物理観測所と協力し、ドップラーシフトによる太陽系外の惑星探索を進めている。この最初の成果として2009年にG型巨星HD 119445に褐色矮星質量の伴星発見が報告されており[1]、2012年にはG型巨星HD 100655に惑星を発見している[2]

備考

1万ウォン札裏面

2007年1月に発行された韓国の新1万ウォン札の裏面には、渾天儀や天文図「天象列次分野之図」と共に、普賢山天文台の180cm望遠鏡が描かれている[3]

参考文献

脚注

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  1. ^ http://www.oao.nao.ac.jp/stockroom/extra_content/com50pdf/OAO50th.pdf 岡山天体物理観測所50周年記念誌 p.94
  2. ^ 論文紹介:中質量巨星HD100655を周回する惑星の発見”. 岡山天体物理観測所 (2012年). 2017年2月5日閲覧。
  3. ^ 高句麗天文図が呼吸する新1万ウォン札”. 中央日報 (2007年1月13日). 2014年6月18日閲覧。

関連項目

外部リンク




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