慕容耐
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/10/11 16:36 UTC 版)
ナビゲーションに移動 検索に移動慕容 耐(ぼよう たい、拼音: 、? - 285年[1])は、鮮卑慕容部の大人。父は慕容木延であり、兄に慕容渉帰がいる。『資治通鑑』では慕容刪と表記される。
生涯
283年、兄の慕容渉帰が没すると、その嫡男である慕容廆が後を継ぐはずであったが、慕容耐は位を簒奪して大人となった。
さらには慕容廆を謀殺しようと目論んだが、事前に察知した慕容廆は逃亡を図ったので、慕容耐は急いで追っ手を差し向けた。慕容廆は遼東に住む徐郁の下へ逃走すると、その家屋に入って席の裏側に隠れた。追っ手もまた家屋に浸入してその姿を探したが、遂に見つからずに引き返した[2]。これにより慕容廆は難を逃れた。
285年、部下の裏切りにより慕容耐は殺害され、代わって慕容廆が大人として迎えられた[1]。
脚注
参考資料
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