微分非直線性とは? わかりやすく解説

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微分非直線性

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/06/23 01:52 UTC 版)

微分非直線性(びぶんひちょくせんせい、Differential nonlinearity, DNL)は隣り合った入力デジタル値に対応する2つのアナログ値の間の偏差を記述する指標。デジタル-アナログ変換回路(DAC)の誤差を測定する上での重要な指標であり、DACの精度は主にこの指標によって決定される。理想的には、任意の2つの隣り合うデジタルコードはきっかり1最下位ビット(LSB)離れた出力アナログ電圧に対応する。微分非直線性は理想的な1LSB段階による最悪な場合の偏差を測定したものでもある。例えば、デジタルコードの1LSBの変化に対して、1.5LSBの出力変化をするDACは、1⁄2LSB微分非直線性を示す。微分非直線性は、分数ビットや実物のパーセンテージで表すこともある。1LSB以上の値の微分非直線性は、DACの非単調写像な伝達関数につながる可能性がある[1]。これはミッシングコードとしても知られている。


  1. ^ INL and DNL definitions "A DNL error specification of less than or equal to 1LSB guarantees a monotonic transfer function with no missing codes. " http://www.maxim-ic.com/app-notes/index.mvp/id/283


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