彗星 (航空機)とは? わかりやすく解説

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彗星 (航空機)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/12/14 05:34 UTC 版)

空技廠 D4Y 彗星


注釈

  1. ^ 中央翼厚16%、最大厚位置49%、取付角1度
  2. ^ 翼端翼厚6%、最大厚位置20%、取付角1度
  3. ^ 陸軍もまた海軍とは別にDB601Aエンジンのライセンスを購入し、川崎航空機が担当して国産化したハ四〇/ハ一四〇エンジンを三式戦「飛燕」に搭載している。統合名称(アツタ二一型 ~ 三二型とハ四〇・一四〇両者)をハ六〇と称した。しかし同一のエンジンから派生したとはいえ、二種の発動機は既に双方とも独自に変更・改良を進めた後であったため互換性が無く、三式戦がハ一四〇の不調のためエンジンの変更を検討した際にはアツタを搭載することができないと判定されている。また一説には、三式戦にアツタを流用することも検討されたものの、アツタは彗星以外に供給できるほど生産量を増加できず、三式戦に回すだけの余裕がなかったために実現しなかったともいう。
  4. ^ 伊江島のアメリカ軍航空基地の損害がアメリカ陸軍の公式戦史に登場するのは、5月24日~5月25日の空襲により60名死傷者が出たという記録であるが、芙蓉部隊はこの飛行場攻撃には参加していないので芙蓉部隊の戦果ではない。
  5. ^ 愛知の資料では10.24 m。
  6. ^ 一二型の後期生産型は、三三型と同じく7.92mm旋回機銃を搭載。
  7. ^ a b 一二甲型と三三甲型は、いずれも、後上方旋回機銃を13mm機銃に換装。
  8. ^ 一二戌型は後上方旋回機銃を廃止し、20mm斜銃(携行弾数250発)を装備(三三戊型も同様)。
  9. ^ 翼下に250kg爆弾2発装備の場合は胴体も250kg爆弾1発。
  10. ^ 発見当時、両主脚と胴体後部切断面で三点自立していた。回収の際、輸送機へ積載するために両主翼を付け根付近でガスで切断し、また、固着して分解できなかったプロペラのガバナーは、時間に制約が有ったためとは言え、バーナーで炙って固着を解くという解決法をとっている。飛行再生を前提としていないとは言え、ガス切断の結果、日本での再生の際の繋ぎ直しで主翼強度を回復できず、再生したエンジンを再度搭載することが出来なくなり、エンジンは別展示となった。修復に関わった阿施光南は自らのHPに修復途中の写真を多数掲示している[84]
  11. ^ 「もし江草が機体開発に異動せずに艦上機乗りを続けていて、機材更新で九九式艦爆から彗星に乗り換えていたら」というifを前提にした部隊。

出典

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  83. ^ 遊就館|靖國神社
  84. ^ 艦爆彗星のレストア
  85. ^ Gunship Sequel: WW2 - Google Play のアプリ”. play.google.com. 2023年7月5日閲覧。


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