山崎 聡とは? わかりやすく解説

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山崎聰

山崎聰の俳句

うしろから大きい何か十二月
おそるるな暗き口あけ岩燕
おたまじゃくし並んで流れれば兄弟
おぼろ夜のいちばんはじめから歩く
おろおろと人中人後わらじ虫
おんおんと哭く日もあらん青鷹
くらがりの奥のくらやみ神の留守
こいのぼりかたちがあってないような
しんがりに始祖鳥のいる冬の景
しんがりに昭和一桁花筏
するすると縄引かれゆく十二月
ぞんぶんにおのれが見ゆる紅葉焚
とちぎやさしまるめろやさし山と川
はじめから山へ傾き木の実独楽
ふくろうの山から手紙灯るころ
やまなみのはるかに響み黄落後
われらみな生国なくて蛍狩
ローマより天竺遠しほととぎす
七月や風のまなこの宙返り
人生のうしろの方で亀鳴けり
八重桜人間われら鬱といて
出口あり灯朧の一遺影あり
十二月八日ときどき象のしっぽ
千年の形状記憶ひきがえる
合歓の花もとより大慈大悲たり
噴水に跼みておれば他国かな
大地なおあわあわとあり黒日傘
大寒や穴掘って穴の外にいる
天球のわずかに傾ぎぼたん雪
子午線をすこしはみ出しあめんぼう
家出少年か山上に鷗浮き
山上小湖ひとまわりしてうさぎ
捥ぎたての胡瓜を抱え水泳部
放浪と漂着パセリ噛んでいる
春昼をぶつかりあるき光るなり
東京ににんげん多く酉の市
海山のあわいに炎はつなつや
炎天を水行十里ぼんのくぼ
父の日のさびさびとして中二階
男らに壺中はさびし天の川
病院のうしろにさくら逃げられず
白南風の海からカミュ似の神父
百の川百の冬滝ものがたり
紐は紐につながり春の野は遠し
花山椒掟のごとく別れたる
蟇うしろの正面誰も居ず
踏んばって犀の正面秋高し
順番に死ぬわけでなし春二番
風景を出でし錆色みちおしえ
駅頭枯野そくそくと山頭火
 




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