天府穴
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2011/11/26 15:48 UTC 版)
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天府穴(てんぷけつ)は、手の太陰肺経に属す第3番目の経穴である。
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部位
上腕前外側、上腕二頭筋外側縁、腋下横紋前端から尺沢穴に向かって下方3寸、三角筋と上腕二頭筋のあいだのくぼみ。脈動を感じる
名前の由来
従来天の字は、上半身の意味に取られているが、八卦で天の事象を表す乾は五行の金、陰陽では陽であることから、大腸、またはそれと表裏の関係にある肺の意味と思われる。また、肺は五臓六腑では最上位に位置することから、天を肺と取ってもよい。府は「集まる」の意味。肺の気が集まるところの意味である。
効能
上腕神経痛や五十肩などのほか、せきや喘息、鼻血などにも効く。
その他
禁灸穴とする書物もあるが、特に問題はないようである。
関連項目
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