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城みさを

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/07/22 15:03 UTC 版)

城 みさを(じょう みさを、1913年大正2年〉4月27日 - 2018年平成30年〉1月10日[1])は、『さをり織り』の創始者、センテナリアン

経歴・人物

1913年4月、大阪府堺市に生まれる。大阪府立堺高等女学校(現・大阪府立泉陽高等学校)卒業。 [2]

機械部品の販売などを手がけた夫・英二[3][4]と結婚後、57歳の時に『さをり織り』を始める。[2]

1981年に開催された神戸ポートアイランド博覧会をきっかけに、障害者にも『さをり織り』の指導を始める。[5]

1990年代からは、高齢者の生涯学習にも取り組む。[2]

104歳を迎えた後も、教室に顔を出し生徒を見守っていたという。[3]

『さをり織り』

さをり織りには織り方や織り機、素材など制約がなく、身近な素材や余った糸を使用し、作り手のイメージで織りあげるという特徴がある。 自由度が高く、障害者にとっても取り組みやすい。[6]

世界50国以上で愛されており[7]、 英語では『SAORI weaving』として親しまれている[6]

著書

  • 『私の手織り 自由な発想を生かす基礎技術から応用まで』(中経出版、1977年)
  • 『わたし革命 感性を織る』(神戸新聞出版センター、1982年)
  • 『さをり織り好きですねん 心障者に手織りを』(ぶどう社、1986年)
  • 『私の手織り「Saori」 布を織るのではなく、自分を織る』(ぶどう社、1989年)
  • 『新・私の手織り「Saori」 布を織るのではなく、自分を織る』(ぶどう社、2000年)
  • 『さをり織り 好きに好きに織る』(ぶどう社、2011年)

脚注

  1. ^ 訃報:城みさをさん104歳=さをり織り創始者」毎日新聞デジタル
  2. ^ a b c 城みさを|プロフィール」HMV&BOOKS online
  3. ^ a b [1]」twitterより
  4. ^ 近代中小企業(第11巻第14号)」国立国会図書館デジタルコレクション
  5. ^ さをり織り好きですねん : 心障者に手織りを」国立国会図書館デジタルコレクション
  6. ^ a b さをり織りとは―「差を織る」という多様性のある織物、障害者就労支援にも」Nponews
  7. ^ 城みさを特設ページ」さをりの森



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