四国の右下木の会社
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/05/13 01:58 UTC 版)
株式会社四国の右下木の会社(しこくのみぎしたきのかいしゃ)は、徳島県海部郡美波町に本社を置く林業系企業。江戸時代から続く樵木林業(こりきりんぎょう)を現代に再興し、薪炭エネルギーの循環活用による持続可能な地域産業の構築を目的として、2021年に設立された。

概要
本社は徳島県海部郡美波町に所在し、放置林化が進んだ里山や常緑広葉樹林(照葉樹)の回復、および備長炭の製造を行う。
沿革
- 2021年4月 - 徳島県海部郡美波町にて創業。
- 2021年 10月- とくしま樵木林業推進協議会に加盟。
- 2024年 - 「グッドライフアワード」にて環境大臣賞を受賞。[1]
- 2025年 - 「SDGsジャパンスカラシップ岩佐賞(農林水産・食の部)」を受賞。[2]
主な事業
- 照葉樹を対象とした育成・伐採・製炭を実施
- 地元の薪炭を活用したエネルギー製品の開発・ブランド化
- スマート林業・スマート製炭の構築
- 森林再生によるネイチャーポジティブの実践
- 里山林活用や森林回復に関するコンサルティング業務
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窯出しの様子
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窯出し直後の備長炭
受賞
- 第12回グッドライフアワード 環境大臣賞(2024年)
- 「ディスカバー農山漁村(むら)の宝」中国四国農政局 地方奨励賞(2024年)[3]
- 第6回SDGsジャパンスカラシップ岩佐賞 農林水産・食の部(2025年)
- サステナブル★セレクション2025(オルタナ)一つ星選定[4]
- 日本農業遺産「みなみ阿波の樵木林業システム」に構成団体として参画[5]
メディア掲載
- 『NHK おはよう日本』「伝統の林業に商機」(2024年10月)[6]
- 『徳島新聞』「グッドライフアワード環境大臣賞を受賞」(2024年2月)[7]
- 『Forbes JAPAN』「荒れ放題の森林をよみがえらせる!正しく伐って資源を活かす、伝統的林業を現代に」掲載実績PDFより
- 『BS朝日 つながる絵本』「森と人の未来をつなぐ 樵木林業」(2025年放送)[8]
- 『日刊木材新聞』『朝日新聞』『BE-PAL』『NHK徳島』『月刊事業構想』など、複数メディアによる継続的な報道あり
関連団体
- とくしま樵木林業推進協議会
- 美波町SDGs推進パートナー
脚注
- ^ “第12回グッドライフアワード受賞団体”. 環境省. 2025年5月7日閲覧。
- ^ “第6回SDGsジャパンスカラシップ岩佐賞 受賞者一覧”. 岩佐教育文化財団. 2025年5月7日閲覧。
- ^ “ディスカバー農山漁村(むら)の宝 地方奨励賞”. 中国四国農政局. 2025年5月7日閲覧。
- ^ “サステナブル★セレクション2025 一つ星選定企業”. オルタナ. 2025年5月7日閲覧。
- ^ “日本農業遺産「みなみ阿波の樵木林業システム」”. 農林水産省. 2025年5月7日閲覧。
- ^ “伝統の林業に商機”. NHK おはよう日本. 2025年5月7日閲覧。
- ^ “グッドライフアワード環境大臣賞を受賞”. 徳島新聞. 2025年5月7日閲覧。
- ^ “森と人の未来をつなぐ 樵木林業”. BS朝日「つながる絵本」. 2025年5月7日閲覧。
外部リンク
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