乳痂
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/01/07 16:16 UTC 版)
乳痂(にゅうか)は、乳児の眉や、耳の裏、頭皮、瞼、頬などに生じる黄色がかったベトベトした鱗状、堅いかさぶた状のものである。乳児脂漏性湿疹の症状の一つであり、脂漏とも呼ばれる。乳児の頭皮に生じたものを英語では特に「Cradle cap(ゆりかご + 帽子)」と呼ぶ。大抵は痒みを伴わず、赤ちゃんを悩ませることはない[1]。生後3か月以内に始まる。より成長した子供で見られる同様の症状は脂漏性湿疹ではなくふけの可能性が高い[1]。
- ^ a b “Cradle Cap Directory”. WebMD. 2012年8月26日閲覧。
- ^ a b Sheffield, Ryan C.; Crawford, P.; Wright, S. T.; King, V. J. (2007年3月). “Clinical inquiries. What's the best treatment for cradle cap?”. The Journal of Family Practice 56 (3): 232–3. PMID 17343816.
- ^ a b c d e “Seborrheic dermatitis”. National Center for Biotechnology Information. 2012年8月26日閲覧。
- ^ 菊地克子「頭皮の痒みとフケ」、『JIM』第23巻第2号、 126-128頁。
- ^ “Seborrheic Dermatitis: Diagnosis and Treatment”. American Academy of Dermatology. 2018年12月10日閲覧。
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