ヴィコンテッスヴィジエ賞
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/05/25 15:53 UTC 版)
ヴィコンテッスヴィジエ賞 Prix Vicomtesse Vigier |
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開催国 | ![]() |
競馬場 | パリロンシャン競馬場 |
創設 | 1859年 |
2025年の情報 | |
距離 | 芝3100m |
格付け | G1 |
賞金 | 1着賞金7万4100ユーロ 賞金総額40万ユーロ |
出走条件 | サラブレッド4歳以上 |
負担重量 | 56kg 牝馬は1.5kg減 |
ヴィコンテッスヴィジエ賞(Prix Vicomtesse Vigier)は、パリロンシャン競馬場で行われる競馬の競走である。毎年5月に3100mの距離で施行される。
歴史
この競走は1859年に創設された。元々は2つの競走で成り立つビエンナル賞の第2戦であった[注 1][1]。当初は3200mの距離で行われていたが、1871年の普仏戦争の影響で中止となり、1897年に3000mに短縮された。また、第一次世界大戦の影響で1915年から1918年の間は行われなかった。
1940年に2つの競走はジャンプラ賞と新しい名が与えられた[1]。これは成功した馬主であり生産者でもあったジャン・プラ(1847-1940)を偲ぶためである。4歳戦の方は1943年から1945年にメゾンラフィット競馬場で施行された。1946年にロンシャンジャン・プラの名である競馬場に戻り、1955年からは3100mで行われるようになった。
4歳戦のジャンプラ賞は1985年にジャン・プラの姪で彼の厩舎を相続したヴィジエ子爵夫人マドレーヌ・ダブル・ド・サン・ランベール(1869-1970)に敬意を表してヴィコンテスヴィジェ賞と改名された[注 2]。
2025年にはG1への昇格を果たした[2]。
以前はカドラン賞の数週間前に施行されていたが、1991年にカドラン賞の施行時期が5月から10月に変更された[1]。有力馬はカドラン賞に出走することが多く、直近では2017年のヴァジラバドが同じ年に両方の競走を優勝した。
歴代優勝馬
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- 2000年 Amilynx
- 2001年 Speedmaster
- 2002年 Wareed
- 2003年 Cut Quartz
- 2004年 Forestier
- 2005年 Westerner
- 2006年 Shamdala
- 2007年 Lord du Sud
- 2008年 Coastal Path
- 2009年 Americain
- 2010年 Kite Wood
- 2011年 Brigantin
- 2012年 Ivory Land
- 2013年 Domeside
- 2014年 Fly With Me
- 2015年 Bathyrhon
- 2016年 Vazirabad
- 2017年 Vazirabad
- 2018年 Vazirabad
- 2019年 Called To The Bar
- 2020年 San Huberto
- 2021年 Skazino
- 2022年 Skazino
- 2023年 Sober
- 2024年 Sevenna's Knight
- 2025年 Candelari
脚注
出典
- ^ a b c “Historique du Vicomtesse Vigier : Cadran du printemps” (フランス語). www.france-galop.com. France Galop. 2025年2月19日閲覧。
- ^ “欧州で4レースがG1昇格、ヴェルメイユ賞など凱旋門賞の前哨戦は1週前倒しに | JRA-VAN World - 海外競馬情報サイト”. JRA-VAN Ver.World - 海外競馬. 2025年2月19日閲覧。
各回競走結果の出典
外部リンク
- ヴィコンテッス・ヴィジエ賞のページへのリンク