リトル・アーマライトとは? わかりやすく解説

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リトル・アーマライト

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/02/28 06:22 UTC 版)

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リトル・アーマライト」(Little Armalite)または「マイ・リトル・アーマライト」(My Little Armalite)、「ミー・リトル・アーマライト」(Me Little Armalite[1]は、アイルランド共和主義者英語版によって歌われた闘争歌英語版である。北アイルランド紛争の最中に共和主義側の軍事組織で広く使用されたアーマライト・ライフル英語版を題材としている[2]ザ・ダブリナーズ英語版ルーク・ケリー英語版が歌ったフォークソング『Home, Boys, Home』の替え歌である。

背景

1970年代初頭、アイルランド共和軍暫定派ではアメリカ合衆国からアーマライト・ライフルをはじめとする各種の近代的な火器を密輸していた[3]。IRA暫定派が入手し、紛争の中で使用したアーマライト・ライフルはAR-15AR-18などの5.56mm突撃銃だった。この歌が題材としているのは、アメリカで販売されていたAR-18の民生用セミオートモデルのAR-180である。

歌詞はある男がイギリス兵に暴行されている場面から始まる。そして、その男がアーマライト・ライフルを手に入れ、装甲車(サラディンサラセンフェレット)をも打ち破り、王立アルスター警察隊英語版 (RUC) やイギリス軍への反撃を行なっていく様が歌われる。歌詞にはいくつかのバリエーションがあり、例えばコーラス部ではIRA暫定派の拠点がある主な地域の名がいくつか歌われるが、これはしばしば異なる地名で歌われた。イギリス軍の指揮官としてハリー・トゥゾー英語版将軍やロバート・フォード英語版将軍の名が歌われる場合もある。

脚注

  1. ^ Morrison, Danny (2004). Rebel columns. Pale Publications. p. 40. ISBN 978-1-900960-27-4. 
  2. ^ Patrick, Derrick (1981). Fetch Felix: the fight against the Ulster bombers, 1976-1977. Hamish Hamilton. p. 32. ISBN 978-0-241-10371-5. 
  3. ^ Harvey, David (2002). Celtic geographies: old culture, new times. Routledge. p. 187. ISBN 978-0-415-22397-3. 



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