ベルサ サンダー 380
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/06/13 09:24 UTC 版)
![]()
ベルサ サンダー380 (ステンレス, ニッケル仕様)
|
|
概要 | |
---|---|
種類 | 自動式拳銃 |
製造国 | アルゼンチン |
設計・製造 | 1995年-現在 |
性能 | |
口径 | 38口径 |
銃身長 | 90mm |
使用弾薬 | .380ACP弾 |
装弾数 | 7, 8, 9, 10+1発 (基本型) 8+1発 (CC) 15+1発 (Plus) |
作動方式 | ストレートブローバック方式 |
全長 | 168mm |
重量 | 570g (弾倉無し) |
ベルサ サンダー380は、アルゼンチンの銃器メーカーであるベルサが製造する.380 ACP弾を使用する自動拳銃である 。
形状はワルサーPP/PPKと似ているが、ベレッタ70ピストルと共通する機能も持っている。
開発
サンダー380は、サンダー32、サンダー22、サンダー22-6、サンダー380デラックス、サンダー 380コンバット、サンダー9、ミニサンダー9、ミニサンダー40、ミニサンダー45を含む現在のベルサ製品ラインナップの一部です。サンダー380の小型携行モデルである380CCと15発マガジン対応のサ380プラスは、米国ベルサから発売され、派生型のファイアストーム380とファイアストーム22はニュージャージー州のファイアストームSGSから販売されている。
市場の反応
サンダー380は小型でトリガーガードが丸みを帯びているため隠して携行するのに適しており、多くの南米諸国で高い人気を誇っている。
またエクアドル空軍など多くの軍や法執行機関がベルサ380を装備品に含めている。
設計と利点
サンダー380は軽量のアルミ合金フレームを採用することで重量を減らし持ち運びを容易にしつつ、反動を抑えるのに十分な重量を保持している。マガジン底部には延長グリップがあり、手の指が全て収まるようになっている。銃身はフレームに固定することで射撃精度を向上させ、薬室とマガジンの一番上の弾薬がほぼ真っ直ぐに並ぶことで、動作安定性を高めている。フレームにはグリップ上に長い後向きのタングを備え、作動するハンマーやスライドから手を保護している。サンダー380にはハンマーをロックする手動セーフティとデコッカー、弾倉が無い場合に発砲を防ぐマガジンセーフティ、長いダブルアクショントリガー、慣性撃針、一体型のキー操作トリガーロック、一部のバージョンには、自動撃針ブロック機能もある。またリアサイトのウィンデージ調整機能も備えている。
外部リンク
- ベルサ_サンダー_380のページへのリンク