ファーナム邸とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > ファーナム邸の意味・解説 

白滝山荘

(ファーナム邸 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/10/03 01:07 UTC 版)

白滝山荘
ホテル概要
正式名称 いんのしまペンション 白滝山荘
設計 W,M,ヴォーリズ
前身 ファーナム邸
階数 1 - 3階
部屋数 5室
シングル数 1室
ツイン数 4室
建築面積 105 m²
駐車場 5台
開業 1987年
最寄IC しまなみ海道 因島北IC
所在地 〒722-2102
広島県尾道市因島重井町伊浜1233
位置 北緯34度20分40.7秒 東経133度09分15.0秒 / 北緯34.344639度 東経133.154167度 / 34.344639; 133.154167座標: 北緯34度20分40.7秒 東経133度09分15.0秒 / 北緯34.344639度 東経133.154167度 / 34.344639; 133.154167
公式サイト 公式サイト
補足 1999年国の登録有形文化財に登録
テンプレートを表示

いんのしまペンション 白滝山荘(いんのしまペンション しらたきさんそう)は、広島県尾道市(旧因島市)の因島にある宿泊施設

概要

因島北部の白滝山登山口に位置する洋館ペンション[1]。宿泊部屋は洋室で、食事は和食になる。食事のみの利用もできる(要予約)。客室は、シングル1室、ツイン4室。チェックインは午後3時、チェックアウトは午前10時。

建物は1931年頃、バプテスト派マーレン・ファーナム(Marlin D. Farnum)宣教師のためにウィリアム・メレル・ヴォーリズが設計した邸宅(ミッションハウス)の「ファーナム邸」である[1] [2]。戦後、日立造船がゲストハウスとして用いていたが、造船不況も相まって荒れ放題となっていたところ、現在のペンションオーナーが買い取って1987年に開業した[2]。1999年、国の登録有形文化財に登録[1]

建物

映像外部リンク
昭和8年~10年の因島重井村 Marlin D. Farnum Film of Innoshima 1933-1935 - ファーナムが撮影した映像。当時のファーナム邸、現在の白滝山荘も登場する[3]

設計はW,M,ヴォーリズ。建築面積105m2 [1]。白地に赤の窓枠が特徴[4]

1階が鉄筋コンクリート造、2・3階が木造で、斜面地に建つ[1]。2階に玄関がありメインフロアで、1階はいわゆるグラウンドフロア、3階屋根部屋が客室になる[4]。それぞれに壁付暖炉が付いている[4]。全体はハーフティンバー様式で、屋根は急傾斜の瓦葺でドーマー窓付き、エントランス周りは煉瓦で彩られている[1][5]。ヴォーリズ建築の作風を色濃く残す[1]

交通

脚注

  1. ^ a b c d e f g 広島県の文化財 - 白滝山荘(旧ファーナム住宅)”. 広島県教育委員会. 2016年5月30日閲覧。
  2. ^ a b しまなみ海道沿線の建築”. 本州四国連絡高速道路. 2016年5月30日閲覧。
  3. ^ 映像でたどる昭和初期の因島”. 中国新聞 (2012年3月29日). 2016年5月30日閲覧。
  4. ^ a b c 白滝山荘(しらたきさんそう)”. ひろしま文化大百科. 2016年5月30日閲覧。
  5. ^ 白滝山荘(旧ファーナム住宅)”. ひろしまたてものがたり - 広島県. 2016年5月30日閲覧。

関連項目

外部リンク




英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「ファーナム邸」の関連用語

ファーナム邸のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



ファーナム邸のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの白滝山荘 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS