ハルデン・ハウンドとは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 固有名詞の種類 > 自然 > 生物 > 哺乳類 > 犬の品種 > ハルデン・ハウンドの意味・解説 

ハルデン・ハウンド

(ハルデンシュトヴァーレ から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/07/30 02:28 UTC 版)

ナビゲーションに移動 検索に移動

ハルデン・ハウンド(英:Halden Hound)は、ノルウェーハルデン町原産のセントハウンド犬種のひとつである。別名はハルデン・シュトーヴァレ(英:Halden Stovare)。

スウェーデン原産のハミルトン・シュトーヴァレ(ハミルトン・ハウンド)と名前が似ているため混同しやすいが、全く別の犬種である。

歴史

20世紀中盤に作出されたセントハウンドである。隣国スウェーデンの土着のセントハウンドにイギリスイングリッシュ・フォックスハウンドロシアロシアン・ハウンドドイツジャーマン・ハウンドフランスのフレンチ・ハウンドタイプの犬など多くのフォックスハウンド系犬種を掛け合わせて作出されているが、単にスウェーデンの土着のセントハウンドとイングリッシュ・フォックスハウンドのみを掛け合わせて改良し作ったという説もある。

ハルデン・ハウンドはノウサギをはじめとするさまざまな獲物を狩るのに使われる。単独で獲物の臭いを追跡し、俊足で駆け回って獲物を仕留めた。大型獣が獲物の場合は追跡のみを行い、発見後は主人に猟銃で仕留めてもらう。

ノルウェーの南部でのみ飼育されている珍しい犬種で、他の地域や国外では全く飼育されていない。大半は実猟犬として飼育され、リタイア犬がペットとして飼われている。

特徴

筋肉質でよく引き締まった体つきのセントハウンドである。俊足でスタミナも持ち合わせている。脚が長く、体は均等が取れている。耳は垂れ耳、尾は垂れ尾。コートはショートコートで、耐寒性は普通のため、ノルウェー最北部では使役が出来ないといわれている。毛色はホワイトをベストしてブラックと若干のタンのマーキングが入った3色のトライカラー。大型犬サイズで、性格は忠実で従順だが、狩猟本能が高く勇敢である。しつけの飲み込みは普通で状況判断力が優れ、身体能力は高い。運動量は非常に多い。

参考文献

『デズモンド・モリスの犬種事典』デズモンド・モリス著書、福山英也、大木卓訳 誠文堂新光社、2007年

関連項目





固有名詞の分類


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

ハルデン・ハウンドのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



ハルデン・ハウンドのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのハルデン・ハウンド (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS