花楓
ハナノキ
(ハナカエデ から転送)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/03/25 05:29 UTC 版)
ハナノキ(花之木[3]・花の木[4]、学名: Acer pycnanthum)はムクロジ科[注 1]カエデ属の落葉高木。日本固有種。カエデの仲間で、別名ハナカエデともいう[5]。和名の由来は、早春の冬枯れの中、葉が展開する前に深紅の目立つ花が咲く様子から、「花をつける木」を意味する[3]。植栽されることもあるが、野生のものは愛知県周辺の山地などに分布が限られる。葉はふつう浅く3つに切れ込み、秋には赤色を中心に紅葉する。
注釈
- ^ 最新の植物分類体系であるAPG体系はムクロジ科で、古い分類体系のクロンキスト体系や新エングラー体系ではカエデ科に分類されていた[1]。カエデ科は、新しいAPG植物分類体系ではムクロジ科に含められている。
出典
- ^ a b c 米倉浩司・梶田忠 (2003-). “Acer pycnanthum K.Koch ハナノキ(標準)”. BG Plants 和名−学名インデックス(YList). 2022年12月18日閲覧。
- ^ 米倉浩司・梶田忠 (2003-). “Acer rubrum L. var. pycnanthum (K.Koch) Makino ハナノキ(シノニム)”. BG Plants 和名−学名インデックス(YList). 2022年12月18日閲覧。
- ^ a b c d e f 亀田龍吉 2014, p. 40.
- ^ a b c d 林将之 2008, p. 53.
- ^ a b c d e f g h i j 平野隆久監修 永岡書店編 1997, p. 253.
- ^ a b c 佐竹義輔ほか 1989, p. 8
- ^ a b 加藤陸奥雄ほか監修 講談社編 1995, pp. 320, 466
- ^ a b c 茂木透、石井英美ほか 2000, pp. 382–383
- ^ a b c d e f g 鈴木庸夫・高橋冬・安延尚文 2014, p. 113
- ^ 白山神社のハナノキ及びヒトツバタゴ - 土岐市
- ハナカエデのページへのリンク