ネットワーク関数
導入
要件
外部ライブラリを必要としません。インストール手順
PHP コアに含まれるため、 追加のインストール無しで使用できます。実行時設定
php.ini の設定により動作が変化します。表 188. ネットワーク設定オプション(Network)
名前 | デフォルト | 変更の可否 | 変更の履歴 |
---|---|---|---|
define_syslog_variables | "0" | PHP_INI_ALL |
PHP_INI_* 定数の詳細および定義については 付録 G. php.ini ディレクティブ を参照してください。
以下に設定ディレクティブに関する 簡単な説明を示します。
- define_syslog_variables boolean
-
様々なsyslog変数(例: $LOG_PID、$LOG_CRON、等)を定義するかどうか。
これをoffにするのは、性能面では良い考えです。
実行時にdefine_syslog_variables()をコールする
ことにより、これらを定義することができます。
リソース型
リソース型は定義されていません。定義済み定数
以下の定数は、PHP コアに含まれており、常に利用可能です。表 189. openlog()オプション
定数 | 説明 |
---|---|
LOG_CONS | システムロガーにデータを送信する際にエラーが発生した場合、 システムコンソールに直接書き込む。 |
LOG_NDELAY | ロガーにただちに接続をオープンする。 |
LOG_ODELAY | (デフォルト) 最初のメッセージが記録されるまで接続のオープンを 遅延させる。 |
LOG_NOWAIT | |
LOG_PERROR | 標準エラー出力にもログメッセージを出力する |
LOG_PID | 各メッセージにプロセスIDを含める |
表 190. openlog() ファシリティ
定数 | 説明 |
---|---|
LOG_AUTH | セキュリティ/認証メッセージ(LOG_AUTHPRIVが定義されているシステムであれば 代わりにそれを使用してください) |
LOG_AUTHPRIV | セキュリティ/認証メッセージ (private) |
LOG_CRON | 時刻デーモン (cron and at) |
LOG_DAEMON | その他のシステムデーモン |
LOG_KERN | カーネルメッセージ |
LOG_LOCAL0 ... LOG_LOCAL7 | ローカルで使用できるようリザーブされている。Windowsでは使用できない。 |
LOG_LPR | ラインプリンタサブシステム |
LOG_MAIL | メールサブシステム |
LOG_NEWS | USENETニュースサブシステム |
LOG_SYSLOG | syslogdによって内部で生成されたメッセージ |
LOG_USER | 一般ユーザーレベルのメッセージ |
LOG_UUCP | UUCPサブシステム |
表 191. syslog()プロパティ(降順)
定数 | 説明 |
---|---|
LOG_EMERG | システムは使用不可 |
LOG_ALERT | アクションを直ちに起こすことが必要 |
LOG_CRIT | 危機的な条件 |
LOG_ERR | エラー条件 |
LOG_WARNING | 警告条件 |
LOG_NOTICE | 正常、しかし、注意すべき条件 |
LOG_INFO | 情報メッセージ |
LOG_DEBUG | デバッグレベルメッセージ |
表 192. dns_get_record()オプション
定数 | 説明 |
---|---|
DNS_A | IPv4アドレスリソース |
DNS_MX | Mail Exchangerリソース |
DNS_CNAME | エイリアス(Canonical Name)リソース |
DNS_NS | Authoritative Name Serverリソース |
DNS_PTR | ポインタリソース |
DNS_HINFO | ホスト情報リソース(これらの値の意味については、IANA の » Operating System Names を参照ください) |
DNS_SOA | 認証リソースの開始 |
DNS_TXT | テキストリソース |
DNS_ANY | 全てのリソースレコード。多くのシステムでは、 これは、全てのリソースレコードを返します。 しかし、危機的な状況には対応できません。代わりに DNS_ALLを試してください。 |
DNS_AAAA | IPv6アドレスリソース |
DNS_ALL | 利用可能なレコード型毎のネームサーバへの反復クエリ。 |
目次
- checkdnsrr — 指定したインターネットホスト名もしくは IP アドレスに対応する DNS レコードを検索する
- closelog — システムログへの接続を閉じる
- debugger_off — PHPの内部デバッガを無効にする(PHP 3)
- debugger_on — PHPの内部デバッガを有効にする
- define_syslog_variables — syslogに関係する全ての定数を初期化する
- dns_check_record — checkdnsrr()と同義
- dns_get_mx — getmxrr()と同義
- dns_get_record — ホスト名に関連する DNS リソースレコードを取得する
- fsockopen — インターネットもしくはUNIXドメインのソケット接続をオープンする
- gethostbyaddr — 指定したIPアドレスに対応するインターネットホスト名を取得する
- gethostbyname — インターネットホスト名に対応するIPアドレスを取得する
- gethostbynamel — 指定したインターネットホスト名に対応するIPアドレスのリストを取得 する。
- getmxrr — 指定したインターネットホスト名に対応するMXレコードを取得する
- getprotobyname — プロトコル名のプロトコル番号を得る
- getprotobynumber — プロトコル番号が指すプロトコル名を得る
- getservbyname — インターネットサービスおよびプロトコルが関連するポート番号を得る
- getservbyport — ポートおよびプロトコルに対応するインターネットサービスを得る
- header — 生の HTTP ヘッダを送信する
- headers_list — 送信した (もしくは送信される予定の) レスポンスヘッダの一覧を返す
- headers_sent — ヘッダが既に送信されているかどうかを調べる
- inet_ntop — パックされたインターネットアドレスを、人間が読める形式に変換する
- inet_pton — 人間が読める形式の IP アドレスを、パックされた形式に変換する
- ip2long — (IPv4) インターネットプロトコルドット表記のアドレスを適当なアドレ スを有する文字列に変換する
- long2ip — (IPv4) インターネットアドレスをインターネット標準ドット表記に変換 します。
- openlog — システムログへの接続をオープンする
- pfsockopen — 持続的な Internet または Unix ドメインソケット接続をオープンする
- setcookie — クッキーを送信する
- setrawcookie — 値を URL エンコードせずにクッキーを送信する
- socket_get_status — stream_get_meta_data() のエイリアス
- socket_set_blocking — stream_set_blocking() のエイリアス
- socket_set_timeout — stream_set_timeout() のエイリアス
- syslog — システムログのメッセージを生成する
固有名詞の分類
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